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2023年12月22日

精錬されたハードとサービス「サンシティ吉祥寺」

「サンシティ」は株式会社ハーフ・センチュリー・モアが提供するシニアレジデンスの名前です。
社名に込めた「もう半世紀すこやかに」の想いを形に、創業以来、本当の意味での「おもてなし」を追求し続けています。
そして、こだわり続けることで、他にはないコミュニティを実現することができています。
運営母体は資本金120億円の借入金のない安定経営を行っています。資本金は日本を代表する約100社が出資していることも絶対的な安心感を与えてくれます。
全国に17施設展開していますが、今回訪問したのは「サンシティ吉祥寺」。
リゾートホテルのような佇まいで、生涯豊かに暮らせる安心の住まいです。
インタビューに応じてくれたのは、お客様相談係の滝口隆一さんです。

外観

「サンシティ」の想いについて

先ずは、企業の理念などお聞かせください。

滝口さん:サンシティの運営会社の社名は「ハーフ・センチュリー・モア」と言いますが、「もう半世紀すこやかに」という思いを込めています。
一生涯に渡って豊かな暮らし、質の高いケアサービスとすまいを提供し、生涯保証のリタイヤメントコミュニティとして、理想のシニアライフを追及しています。
明るく、誇り高く、充実した人生を送っていただくための、新しい高齢者マンションをコンセプトとして掲げています。

どのようにして、そのような理念を掲げた施設をつくろうと思われたのですか?

滝口さん:弊社の創業者である金澤富夫が、この事業を手掛ける前に、アメリカのアリゾナ州にある「サンシティ」という施設を視察したことがきっかけになっています。
そこは町自体が高齢者対応になっていて、施設を中心にプールやフィットネスクラブ・スーパーマーケットなどが建てられているのです。
「こういう施設を日本でも作れないか」と、帰国後に様々な企業のトップと話し合い、100社ほど賛同し出資していただく中、スタートしているのです。
ヘルスケア事業を始めたのは1980年ですから、介護保険が始まるずっと前でした。まだまだ社会的に老人ホームは、「人生最期の場所」として暗いイメージが色濃くあった時代です。
しかし、そのようなイメージを払拭しようと、全く前例がないところから、このようなコンセプトの高齢者のすまいを立ち上げたのです。

その想いを具体化するのにどのようなことがあるのでしょうか?

滝口さん:サンシティがサンシティたる所以は5つの要素があります。
1つ目は「住空間」です。
会員制のホテルのような空間でのくらしを提供します。
2つ目は「食事」です。
食べることは人生の大きな喜びですから、食にはこだわっております。
3つ目は「運営母体」です。
株式会社ハーフ・センチュリー・モアは借入金のない安定経営をしています。
4つ目は「医療介護体制」です。
もしも介護や看護が必要なご状態になられても安心していただける体制があります。
5つ目は「スタッフ」です。
スタッフ全員でご入居者をお支えしています。

エントランス
エントランス

サンシティ吉祥寺のスタッフとサービスについて

それではスタッフについて詳しく教えてください。

滝口さん:スタッフは「クレド」を行動の基本となる価値基準に置いて日々業務に努めています。
16項目あり、朝礼で1項目づつ読み上げ、その想いを共有しています。
私が特に重要だと思っているのは、「心のこもったおもてなし」という項目です。
ここを選んでいただいたお客様への感謝の気持ちを持ち、常に明るく温かい笑顔で、心のこもったおもてなしを、全部署みんなが大切にして働いています。
サンシティは17施設あるのですが、現在はこれ以上建てないという会社方針です。
年を追うごとに建物は良いものが建てられますが、人の教育は容易ではありません。しっかり同じ方向を向いていけるスタッフを維持したい。どんどん建てて、どんどん会社の想いが薄まるようなことはしたくないという方針が明確に打ち出されています。
ですので、教育には力を注いでいます。各部署ごとに毎月研修が行われ、皆が同じ目線を持ち、同レベルの接遇ができるように取り組んでいます。
全てのご入居者に対して同一のサービスではなく、お一人おひとりに応じた「真のパーソナルケア」ができるように精進しているのです。

スタッフは業務分けがされているようですが、どのような役割をそれぞれ担われているのですか?

滝口さん:「リビングサービス課」は自立されたご入居者の暮らしをサポートします。日常生活の支援やイベントの企画・運営を行っています。フロント業務をしていたりします。
「アシストサービス課」はフレイル(加齢により心身が衰えた状態)が見られる方に対応していて、体調管理のためのプログラムを立てたり、ケアプランを立てたりします。身元引受人の方への連絡も行っています。この課はソーシャルワーカー・ケアマネジャー・リビングケアといったスタッフで構成されています。週1回理学療法士も来ますので、フレイルの予防・対策に取組んでいます。
「おしゃべりこまち」という傾聴係もおります。生活の中でお困りごとやご要望を聞き出して、快適に過ごせるように対応しています。

自立した生活が送られなくなったら、どのように対応されているのですか?

滝口さん:サンシティ調布とここはワンパッケージになっていて、サンシティ吉祥寺を検討される方はサンシティ調布も見学してもらうようにしています。
吉祥寺は住宅型有料老人ホームで、介護が必要となった場合は訪問介護を利用してもらっていますが、介護3以上になった場合や、認知症が出てきた場合には、調布への移り住みを検討していただくようにしています。
調布は介護付有料老人ホームで、ベテラン介護スタッフが多く勤務しています。
ご夫妻で吉祥寺に住まわれていて、どちらかが調布に転居された場合は、一日3便定期で送迎サービスをご用意しております。
ここには「ロイヤルケア」という一時静養室が17部屋用意されていまして、いわゆる学校の保健室のような役割をしています。
そこには24時間看護師が勤務していまして、浴室やダイニングもあるので、体調不良の方や退院後の方が暫く生活できるようになっています。
それから、「さくらクリニック」が併設しているので、状況次第ではそちらで診てもらったり、場合によっては協力医療機関へ搬送することもあります。

プール
プール

充実の設備と食事

設備が充実していると伺いましたが、どのようにご利用できるのか教えてください。

滝口さん:先ず建物はコの字の形状をしており、中庭を取り囲むように建てられています。
ティンバーウェブという木が織りなすデザインがところどころ施してあるのですが、それは絆を意味しています。
さて、設備についてですが、プールやフィットネスクラブもありますし、本格的なシアタールームがあります。150インチの大画面で音響は360°、座席数は12席有り、週に2回午前と午後に上映会があります。空いている時間は持ち込みでお好きな映像を観賞できますが、ご家族がお孫様の運動会のDVDを持って来られて、一緒に楽しまれたりすることもあります。
アトリエ・麻雀ルーム・カラオケルーム・ビリヤードルームもありまして、ご入居者同士で楽しむこともできますが、外部から来られたゲストと興じることもできます。
多目的ルームで、囲碁・将棋などもできますし、大浴場はサウナもついています。
ゲストルームも3室ありまして、有料ですが寝泊まりもできます。
また、プライベートルームや料亭のような和室もあり、予約すればそこでお食事を提供することもできます。メニューもオーダーできて、誕生会などをされるご家族もおられます。

売店とかは無いのですね。

滝口さん:ございませんが、外に買い物に行かれたりする方が多いです。
シャトルバスが1時間に1本出ていて、三鷹市役所・三鷹駅・吉祥寺駅をめぐっていて、朝一番の便は杏林大学病院にも行きます。
以前は20数名乗れるバスを運行させていたのですが、ここは公共バスの便数が多いこともあり、皆様そちらも良く利用されるので、ワンボックスカーをシャトル便に使うようになっています。

食事について教えてください。

滝口さん:ここは設備会社として「ミスタークリーン」、レストラン運営会社として「オリンピア」が入っています。これらは弊社の子会社なのですが、とても融通が利きまして、変更や臨機応変な対応が可能です。
レストランでは高級料亭やホテルなどで腕を振るった一流の職人たちが、管理栄養士と連携して健康に配慮したお食事を提供しています。
食事のメニューは1週間前にお配りしていいて、予約する必要はなく、その時に数種類のメニューから食べたいものを選んでいただけるようになっています。
朝食540円・昼食880円・夕食1320円となっていますが、利用される割合としては朝食30%・昼食50~60%・夕食70~80%くらいです。
居室にキッチンもついているので、朝はゆっくりとか、昼は外で、という方も多いようです。

フィットネスクラブ
フィットネスクラブ

アクティビティ・サークル・お客様相談員について

アクティビティについて教えてください。

滝口さん:リビングサービス課のスタッフが、毎日2~3つプログラムを用意して自由に参加していただいています。
各種体操や、フラダンス・各種個別相談・茶話会なども定期的に行われていますが、音楽コンサートは多いですね。約100名くらいの参加が常にあります。
外出レクも不定期に行われますが、季節ごとのイベントも行われます。今月はご入居者とスタッフによる「サンシティ紅白歌合戦」を皆様楽しみにしています。

サークル活動も盛んと伺いましたが、いかがでしょう?

滝口さん:現在15のサークルがありまして、ご入居者が主体で曜日や時間を決めて活動されています。
各サークルごとに世話人を決めていただいて、皆様でサークル運営をしています。外部講師を招いたり、ご入居者が講師を務めたりしているのです。
秋には「きっしょう祭」という文化祭を行うので、そこで発表していただいたりしています。
具体的にどんなサークルがあるかというと、かな文字サークル・ソシアルダンス・英会話教室・ヨガ・卓球・太極拳・テーブルテニス・ストレッチ&リズムウオーキング・絵手紙・歌う会・折り紙・シャドウボックス(手工芸)・手芸・囲碁・コリンガカードなどが現在活動中です。

最期に滝口さんのこれまでの歩みについて教えてください。

滝口さん:私はもともと小売業・接客業をしていて、お客様とふれあうことは好きでした。
あることがきっかけで、人当たりの良さが介護に向いているということで、この会社に採用となったのです。
最初はサンシティ町田のリビングサービス課で働いていましたが、しばらくして、サンシティ吉祥寺の営業を担当する「お客様相談係」として勤務することになりました。
入居を検討されている方の対応をメインにしていますが、ご入居されている方たちからも色々とお話を伺うので、そのこともとてもやりがいを感じています。
小売業では、物を売ってしまうとそこで終わりですが、このような施設ではお客様と長いお付き合いになるので、この仕事の醍醐味を感じています。

今日はお忙しい中、ありがとうございました。

お客様相談係 滝口隆一様
お客様相談係 滝口隆一様
 

取材後記:上質のしつらえが凝らしてある館内に加え、スタッフの立ち振る舞いを見ながら、「精錬されているなあ」と思わずそんな言葉が漏れてしまいました。
それでいて、何かぬくもりを感じるのは、今まで築かれてきた歴史がここにはあるからだなと説明を伺いながら知ることができました。

施設情報

施設名 サンシティ吉祥寺
施設種別 住宅型有料老人ホーム
住所 東京都三鷹市下連雀5-3-5
入居時費用 入居一時金 3,900万円~13,600万円、 健康管理費 550万円/人
月額費用 お一人入居 152,900円、 お二人入居 305,800円
アクセス 京王井の頭線吉祥寺駅公園口から、小田急バス約10分(2.7km)「新川」バス停下車徒歩3分(200m)「井の頭キャンパス」バス停下車徒歩3分(200m)
シアタールーム
居室
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老人ホーム相談プラザは、有料老人ホームや介護施設を経験豊富な専門の相談員が店舗・訪問・電話・オンライン・一括資料請求等、無料で相談・紹介をしています。老人ホームのホームページやパンフレットに記載されていない評判や雰囲気、医療・介護体制の実態、特色など実際に訪問しないと分からない最新の情報を収集し、公正・中立な立場でプロの目線からお客様のご希望に合った老人ホーム・介護施設を選定・ご提案いたします。老人ホームの見学予約・見学同行・入居時の送迎支援、入居後のアフターフォローもおまかせください。
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