2019.08.30
相談員ブログ
歯の健康
厚生省(平成元年当時)と日本医師会が推奨している、「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。
20本以上自分の歯であれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。
そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動が始まったそうです。
先日、80代後半のお客様に、口腔内状態をお訊ねしたところ、
「差し歯が2本で他は全て自分の歯です」と嬉しそうにお応えくださいました。
す、すごい。
確かに、食生活や体質なども口腔状態に影響しますが、それにしてもこのご年齢で20本以上ご自身の歯だなんて。本当にすごいです。
自分の歯で噛むことによるメリットは沢山あります。
中でもご高齢の方々にとって、自分の歯で噛むことできちんとあごが動き、脳へ刺激が伝わり活性化されるメリットが期待されます。認知症予防とまではいかなくても、機能低下へのブレーキに一役買うんですね。
今回のお客様のように、いつまでも自分の歯で食べることを楽しみたい、多くの方々に楽しんでいただきたいと感じました。