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2023年04月21日

介護の未来を変えていく「SOMPOケア ラヴィーレ座間谷戸山公園」

老人ホームの居室数では日本のトップシェアを誇るSOMPOケアですが、その名の通りSOMPOケアはSOMPOグループの一員です。
SOMPOケアは、高齢者やそのご家族はもとより全従業員に「人間尊重」を経営の基本として、「世界に誇れる豊かな長寿国日本」の実現を理念としています。そして「介護の未来を変えていく」というスローガンを掲げています。
 
今回訪ねたのは「SOMPOケア ラヴィーレ座間谷戸山公園」。座間駅から坂道を上がり徒歩7分。座間の風景を一望できる立地に建っています。インタビューを受けてくれたのは、SOMPOケア ラヴィーレ座間谷戸山公園上席ホーム長鷹野佳保里さんと神奈川静岡本部地域事業推進課エリアコーディネーターの清家拓也さんです。

外観

理念に掲げる「人間尊重」

会社の経営理念として「人間尊重」ということを掲げていますが、具体的にどのようなことがありますか?

鷹野さん:ご入居者様の人間尊重に関してですが、お一人お一人の夢、目標についてご本人様、ご家族様の想いを傾聴し、職員全員で何ができるかを考え、チームで支えることを実践しています。
施設での生活ですと、ご本人様の望む生活ができないと考える方も多いかと思いますが、例えば外出やご家族様、ご友人のご来訪で、楽しいお時間を過ごしていただいています。

従業員に関してはいかがですか?

鷹野さん:「会社の中に自分がいて、生活の中心は仕事」また、働く人のプライベートも考慮されない時代もありました。 ところが弊社は「自分の人生を生きるために仕事がある」と考えています。
男性職員の育児休暇や、有給休暇取得を積極的に進めており、仕事、プライべ-ト両方でのライフワークバランスで充実した時間を過ごすことも人生の大切なことと考えています。
職員がいきいきと笑顔で働き、夢を持てるようにサポート体制も整っており、本社の各部署は相談しやすく、一緒に対応してくれるので頼りになります。

会社としてスタッフ教育にかなり力を入れていると聞きますが。

清家さん:「SOMPOケアユニバーシティ」という企業内大学を設立して、知識、技術、心の育成に加え働き甲斐を支援しています。
新卒は6か月間の研修期間がありホーム、事業所への実務研修実施後、現場配属となります。
新人研修に限らず、定期的な集合研修、web研修も多彩なカテゴリーがあったりと、職員のニーズに合わせた内容もあります。
SOMPOケアの研修制度は充実していますし、現場スタッフからの積極的な参加があり、モチベーションアップにも繋がっています。

「介護を憧れの仕事にしたい」という理想を会社として掲げているそうですね?

鷹野さん:20年位前に介護の仕事に入りましたが、昔は教育する時間は少なく、処遇も定着率も悪かったですね。改善されてはきましたが、私としては長年、介護の社会的地位の向上を願ってきました。そこにこの会社の考えが合致しているのです。

清家さん:弊社には「介護プライドマイスター」という制度があり、全従業員1.2万人いる中で92人が選ばれています。それは技術、接遇、教育指導、人間尊重ができる人財として現場から推薦を受け、レポートや面接を経て認められるのですが、バッジの着用が認められ、給与もアップします。ご入居者様からは「あの人のケアの仕方は優雅ねえ」と感心されたり、他の職員からも憧憬の目で見られています。

それから「SOMPO流の介護」ということを打ち出していますが、どのようなことを示しているのでしょうか?

鷹野さん:宅急便って本当はクロネコヤマトの登録商標ですが、宅急便という言葉は定着化していますよね。同様に「SOMPOケア流」=「良い介護」と定着するくらいに引き上げていきたいという考えです。具体的にはなんでもやってしまう介護ではなく、自立支援、元気で長寿であることをもっと増やしたいと考えています。本人様や家族様の夢、目標やお困りごとを伺い、データの情報、職員と意見交換からケアプランを立てます。月に2回介護士、看護師、介護支援専門員、栄養士、管理職が集まり、ケアプランがその方にとって問題がないか、満足されているかなども、話し合っています。

吹き抜けのあるエントランス

イベントとアクティビティたっぷりの谷戸山公園

このホームのウリを教えてください。

清家さん:ここの一番のウリは何と言っても鷹野ホーム長ですね。知識も経験も豊富で安心感が抜群にあります。親身に話にのってくれますので、見学時に鷹野ホーム長が不在の時は「改めて鷹野に会いに来てください」と言ってしまうほどです。
スタッフの誰よりも入居者様にお声がけをしていますし、皆様からも話しかけられます。ホーム内でなかなか目的地に着けないくらい、よく入居者様と話をしているのを見かけます(笑)。

鷹野さん:(笑)そうですね、このホームは入ったらすぐ吹き抜けになって開放感があるせいか、見学者様も「ここは雰囲気がいいわね」と気に入られることが多いです。自由な空気が良いのかもしれません。
館内見学の際にスタッフの明るく元気な挨拶から「明るいホームですね」と信頼感を持ってもらえるようです。
ご入居後も、ご家族様と連絡をさせていただき、生活の状況をお伝えすると、とても感謝されています。月に1回「谷戸山便り」もお送りすることで、日常の生活のお写真も添えまして、ご家族様に安心感をもっていただくよう心掛けています。

このホームは、アクティビティが盛んなことも魅力と聞きましたが。

鷹野さん:入居したら居室に閉じこもった生活なのではと思って見学に来られる方もいますが、ここは日に5回はアクティビティがありますので、この点も入居の決め手になっているようですね。

清家さん:イベント、レクリエーション専門スタッフもいますし、ウクレレを演奏できるスタッフが毎週音楽に合わせてクイズやドリルなどしたり、皆様楽しまれています。後輩職員がマンドリン演奏も始めていますよ。

鷹野さん:そろそろ開始したいのですが、コロナ前は大型ワゴン車で外出レクを頻繁に行いました。入居者様の要望に応えて観劇に行ったり、横浜のランドマークタワーや銀座にも行きましたね。ご家族も同行できますから大変喜ばれましたね。

それは素晴らしい企画ですね。他にもありますか?

鷹野さん:出張お寿司の日はカウンターまで用意して召し上がってもらっています。天ぷらの場合も目の前でオーダーして揚げたてを口にしていただいていますね。
それからデザートバイキングも大好評です。とても盛り上がりますね。

お食事についても聞かせてください。

鷹野さん:ホームの食事を管理、提供しているSOMPOケアフーズの社内でコンテストを実施しており、高評価だったものが新メニューになります。
真夏以外は毎週土曜日はお刺身やお寿司をご提供しています。29日は肉の日で美味しいお肉料理が提供されます。
月に1回は「味わい紀行」と称して全国のご当地グルメも好評です。
お食事はお座りになった時点で盛り付けし、ご提供しますので、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく召し上がっていただいています。
毎週木曜日には管理栄養士の巡回があり、栄養状態の変化に応じて個別で対応を考える会議を開催しています。
入居者様のBMIを確認し嚥下状態、(飲み込む力)の確認も行っています。

写真

地域に開放されている老人ホーム

地域に根差した取り組みを幾つもされているようですが、教えてください。

鷹野さん:「SOMPO流子ども食堂」を月に1回土曜日に開催しています。ただ食事を提供するだけではなく、入居者様への配膳下膳も手伝ってもらっているのですよ。これは入居者様も大変喜ばれていて、子ども達にも介護へ関心を持ってもらうきっかけになれば有難いですね。

子ども達もお腹だけでなく心もいっぱいになりますね。他にはどんなことを行っていますか?

清家さん:毎月行っている「オレンジカフェ」は地域の方たちにも参加してもらっています。二部構成になっていて、一部は脳トレと体操が融合したコグニサイズや中国気功などの体操を行い、二部はプロの演奏会を催しています。スタッフに音楽業界と関係のある者がいるので、毎回多彩な演奏家を招いています。
認知症初期の方の相談にものるので、座間市の行政や社協の方も来られています。この催しは実はコロナの中で始めたのです。

老人ホームは比較的閉鎖的に思われがちですが、本当に開放的なのですね。

鷹野さん:地域の方たちに来ていただき、体力測定することもありますよ。
地域と普段からの連携、繋がりを大切に考えています。災害時にホームを避難拠点の一つとして位置付けてもらいたいと思っています。ここには備品や設備もあり高台ですから、地域資源として活用してもらいたいですね。

エリアコーディネーター 清家拓也さん

仕事のやりがいについて

清家さんがこの仕事にやりがいを感じていることを教えてください。

清家さん:私は以前営業職をしていましたがかなりハードワークでした。毎夜帰るのは終電でくたびれていた時に、SOMPOケアで働く友人からこの会社は働きやすい環境が整っているよと声かけられたのです。
会社として「人間尊重」と謳っていますがそれは本当でして、人財の教育など会社の取り組みに共鳴しています。良い会社で働かせてもらっていると自信をもって言えます。
やりがいに感じることは、入居に難色を示していた方が入居後、楽しまれている姿を拝見する時ですね。
先日、ショートステイを終えて帰宅する方を車でお送りした際に「自宅には帰りたくない。やはり谷戸山公園が良い!」と言い出され急遽入居になったことがありました。とても誇らしく嬉しい気持ちになりましたよ。

鷹野さんはいかがですか?

鷹野さん:私は自営で広告デザインをやっていました。コンペで他の企業としのぎを削っていた頃に祖母を引き取り介護しましたが、ヘルパーさんが介護を手際よく丁寧になさるのを見て感心していたのです。
色々ありましたが、丁度介護保険制度が始まる頃にヘルパー2級を取得して介護職へと転職しました。
お給料いただいているのに、手を取って「ありがとう」と言われることにとても感激しました。そこからずっと介護に携わってきたのです。
私が強く願うのは、入居者様は勿論のこと、介護の職場で働く人達がもっと幸せになってもらいたいということです。
ですので処遇改善は今後も必要だと考えています。
弊社のCEOが「大きな会社が前に進むと、周りがついてくる。私たちには日本の介護を牽引する責任がある」という言葉に、共感し本当にこの会社で頑張りたいと思いました。
介護の未来を変えていくのはSOMPOケア、そのために私達が先陣を切って変革に取り組むことだと決意しています。

今日はお忙しい所、ありがとうございました。

上席ホーム長 鷹野佳保里さん

取材後記:お二人の話を伺いつつ、「人間尊重」それがSOMPOケアの根幹にあり、一人ひとりの職員という枝にまで繋がって、良い介護という実を実らせるのだなと感じることができました。
それは単に愛社の心が熱いだけではなく、日本の介護を何とかしたいという想いのほとばしりでありました。
3階ラウンジから大山を眺め、なんともすがすがしい気持ちに浸ることができました。
ランチにいただいた愛媛料理、鯛めしが最高に美味しかったぁ。

施設情報

施設名 SOMPOケア ラヴィーレ座間谷戸山公園
施設種別 介護付有料老人ホーム
住所 神奈川県座間市入谷東3-41-17
入居時費用 0円~1,200万円
月額費用 216,102円~412,890円
アクセス 小田急小田原線 座間駅徒歩7分
3階ラウンジから見える光景
喫茶ルーム
老人ホーム・介護施設探しは「老人ホーム相談プラザ」で
老人ホーム相談プラザは、有料老人ホームや介護施設を経験豊富な専門の相談員が店舗・訪問・電話・オンライン・一括資料請求等、無料で相談・紹介をしています。老人ホームのホームページやパンフレットに記載されていない評判や雰囲気、医療・介護体制の実態、特色など実際に訪問しないと分からない最新の情報を収集し、公正・中立な立場でプロの目線からお客様のご希望に合った老人ホーム・介護施設を選定・ご提案いたします。老人ホームの見学予約・見学同行・入居時の送迎支援、入居後のアフターフォローもおまかせください。
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