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2025年02月18日

未来型賃貸住宅「ふれあいの杜さがみ湖」

「ふれあいの杜さがみ湖」を運営する株式会社アルプスケアハートは、東証プライム市場へ上場している技術系総合アウトソーシング企業である株式会社アルプス技研グループの一員です。
アルプス技研の社名には、創業者の「アルプス山脈のように雄大な企業を目指す」という目標を掲げていたことに由来しています。
アルプス技研グループの経営理念は「Heart to Heart」。
社会や企業の発展も個人の成長も技術開発もすべて人間関係が基本であることを認識し、創業以来「社員教育」を大切にしています。
株式会社アルプスケアハートは、アルプス技研が培ってきた人材の採用・育成ノウハウ、そして急速に進歩するIT技術を活かし充実した介護環境を実現すべく設立されました。
今回取材したのは、「ふれあいの杜さがみ湖」。
シニアの新しい暮らしを提案する未来型賃貸住宅です。
取材に応じてくれたのは、代表取締役太田秀幸社長と、齊藤勝二郎施設長、コンシェルジュの岸田由美さん、コンシェルジュの池田友紀さんです。

外観

企業の想いが込められた未来型賃貸住宅

先ずはどのような想いで介護事業に参入したのかを教えてください。

太田社長:「アルプス技研」グループには、新規事業に積極的にチャレンジする企業文化があります。
特に社会課題の解決につながる事業に、ターゲットを置いてきました。その中の一つとして浮上していたのが「介護」だったのです。
今までの介護業界は施設介護を中心として展開してきましたが、「住み慣れた家で、介護を受けたい」との声が多く寄せられるのを耳にしていました。
当時の訪問介護業界は、かなりアナログなやり方をしていたので、私たちのIT技術を駆使することで、ヘルパーさんが介護の仕事に注力しやすい環境がつくれ、事務的な仕事については、システムを社内で開発して効率化を図りました。
これにより、クオリティの高い介護サービスを提供することに成功してきたのです。
一方で、世の中一般には高齢者の社会的孤立が増加傾向にあったことから、孤立や孤独にならないようなコミュニティが必要と考え、新たに自立型・介護型が複合した住宅の建設を手がけるに至り、既に展開している訪問介護事業を活かした事業を始めることとなりました。

サービス付き高齢者住宅にはどのような想いが込められているのか教えてください。

太田社長:「高齢者の孤立」や「高齢者の孤独死」が社会問題化しています。
家族や親族がいても会いに来てくれない。あるいは社会との繋がりを喪失してしまっている等、高齢者が直面している孤独な環境をどうにかしたいと考えました。
そこで、元気なうちから同じ趣味をもつ人や、友人同士が集まり過ごせる場所や、入居者様同士がつながりを持てる居住スペースを創造したい。
介護が必要になっても同じ環境に住み続けられるコミュニティを形づくりたい。
そして、そこは自然豊かでゆったりした環境でありたい。
そのような想いを具現化したのが、未来型賃貸住宅「ふれあいの杜さがみ湖」なのです。

レストラン
レストラン

抜群のロケーション

ここはとても風光明媚な立地ですね。

池田さん:一歩外に出れば豊かな自然に囲まれていますよね。
春は満開の桜や花々を愛でることができ、夏は相模湖の花火大会を満喫できます。
秋には素晴らしい紅葉の中を散歩して楽しめますし、冬は満天の星空を仰ぐことができるのです。
四季折々の景色が入居者様をあきさせることはありませんね。
岸田さん:屋上に上がれば景色が180度に広がっていて、私たちスタッフもみんなこの眺めに癒されています。
居室は33室ありますが、全室レイクビューになっていて、特に西側の居室は視界が開けています。
見学に来られる方、訪問に来られるご家族様やご友人の皆様が、この景色をご覧になり「ワーッ!!」と歓声を上げられるのですよ。

アクセスも良いですよね。

池田さん:相模湖インターチェンジからも近いですし、JR相模湖駅から徒歩10分です。
新宿からも電車で1時間余りですから、是非とも足を延ばしてご覧いただけたなら、ここの素晴らしさが伝わることと思います。
百聞は一見にしかずなので、是非多くの方にご来訪願いたいです。
齊藤施設長:近くにはハイキングコースも沢山ありますし、低山ハイキングを楽しめる場所もあります。
山菜採りをして、収穫物を調理して入居者様同士で召し上がられることもあります。
登山客で国内ナンバーワンの高尾山へのアクセスも抜群に良いですよ。

外出を楽しめるのは良いですね。

齊藤施設長:自然と人との触れ合いを大切にしていますので、そのような機会を多く企画しています。
この建物のオーナー様がNPO法人「ふれあい自然塾」を運営しているのですが、人と人との関りを深めていくために、自然を通じて様々なイベントを開催しているのです。
そのイベントに、ここの入居者様も頻繁に参加させてもらっているので、入居者様同士だけではなく、幅広く外部の方たちともお付き合いの輪が広がっています。

フロント
フロント

「ふれあいの杜さがみ湖」の魅力

他にどのようなイベントやアクティビティがありますか。

岸田さん:私たちコンシェルジュはフロント業務をするだけではなく、入居者様の声を伺いながら、イベントや行事なども考えて提供しています。
外出イベントも定期的に開催していて、先日は山中湖までドライブして、富士山を仰ぎました。
お昼はほうとうを召し上がっていただき、皆様ご満悦でした。
池田さん:コミュニティホールで催す茶話会も好評です。
相模原地元のお菓子や近隣の名産物もご用意したりして、お話しに花が咲きますね。

楽しそうですね。

齊藤施設長:アロマセラピーも高評価でした。
アロマオイルでハンドマッサージを行い、皆様とてもリフレッシュされたようです。
先日は自治体の囃子太鼓に来てもらい、ラウンジルームで獅子舞を演舞してもらいました。迫力ありましたね。
また、地域包括支援センターが認知症カフェを場所を変えながら開催しているので、ここで「湖(コ)カフェ」と称して利用してもらいました。
ケアマネジャーさんたちや一般の方たちもお越しいただいたので、40~50人くらいのご来場がありました。
飲食の提供だけではなく、カラオケもご用意したので、「また是非開催させてください」とリクエストがありました。
次回の湖カフェはそば打ちも計画しているのですよ。

他にも評判になっていることはありますか。

齊藤施設長:最上階のレストランでの料理も自慢でございます。
厨房のスタッフが腕によりをかけて、毎食調理しています。
食材も厳選していて、レトルトや出来合いの物は一切お出ししません。
屋上のバーベキューエリアや家庭菜園、カラオケルームも入居者様同士のつながりを深めます。
それからトレーニングルームで、毎日汗を流しておられる方もおられます。
ご家族様も頻繁にいらっしゃいますね。
なかにはお泊りになるご家族もおられるので、ゲストルームをご利用いただいています。
何人でお泊りいただいても1泊5千円ですので、重宝がられています。

トレーニングルーム
トレーニングルーム

「ふれあいの杜さがみ湖」に至るまでの人生の道のり

それではここに至るまでの半生をお聞かせ願えますか。

池田さん:私が20代の頃、母が難病になってしまいました。
私は働きながら介護してきたのですが、そのような中、父が急逝してしまったのです。
あまりに急な出来事でしたので、父には何もできなかったことが悔やまれました。
このことがきっかけとなり、介護の世界に身を置くことになったのです。
特養で働いていましたが、アルプスケアハートは若い人も多く活気がある会社でしたので、ここで働きたいと思ったのです。
「ふれあいの杜さがみ湖」のオープニングスタッフとして働き始めると、色々と試行錯誤し壁にぶつかることもありました。
けれども、他のスタッフも我がこととして一緒に考え取り組んでくれたのは有難かったです。
良い仕事環境に恵まれました。
未だ未だ課題はありますが、入居者様が「ここに住んで良かった」と実感していただけるように、精進してまいります。

岸田さんもお聞かせください。

岸田さん:私は栄養士の学校に通いつつ、「自分の好きなことは何だったっけ」と自問することがありました。
私は幼い頃から高校に至るまで、近所のおばさんや、自分の祖父母と話すことが、同年代の友達といることよりも好きだったことを思い返しました。
そこで方向転換して介護の学校に通い、21歳から今に至るまで介護の仕事に携わってきました。
デイサービスや特養でも働き、訪問介護のサービス提供責任者をしている時に異動となり、「ふれあいの杜さがみ湖」で働くこととなりました。
コンシェルジュとして様々なご相談に携わります。
スマホの使い方、歯医者の予約、電球交換、体調の訴えや不安ごとなども伺います。
お困りごとやご不安を少しでも和らげられたら私も嬉しいので、入居者様お一人おひとりと信頼関係を築いていくことを大切にしています。

太田社長もお願いします。

太田社長:私は1995年に新卒でアルプス技研に入社しまして、今年で丸30年経ちました。
人事や総務、営業部門などの幅広く経験を積んできました。
訪問介護や高齢者向けの賃貸住宅事業参入にあたり、B to B事業とは全く異なる環境ですが、様々な経験をもった方とつながりを持てることは非常に楽しく、有意義に過ごしています。
人との接点が多い仕事なので、人の気持ちを察しながら業務を進めるよう心掛けており、過去の人事部門での経験も活かせていると思っています。
私たちの経営理念は「Heart to Heart」ですが、どんな仕事でも人間関係が一番大事です。
真実の優しさは、良いことだけを言ったり、おだてることを言ったりすることではありません。本当の優しさには厳しさも含んでいると思っています。

今日はお忙しい中、ありがとうございました。

コミュニティスペース
コミュニティスペース
 

取材後記:相模湖を一望できる屋上で、思い切り深呼吸しました。
気持ちが晴れ晴れとして、まるで山の頂に登ったかのような爽快感を味わいました。
「ふれあいの杜さがみ湖」に遠方から入居される方も少なからずおられることも伺いましたが、大きく頷けました。

施設情報

施設名 ふれあいの杜さがみ湖
施設種別 サービス付き高齢者向け住宅
住所 神奈川県相模原市緑区与瀬429-1
入居時費用 49.3万円~235.4万円(月額払いの場合)
月額費用 22.3万円~50.6万円(月額払いの場合)
アクセス JR中央本線・相模湖駅より徒歩10分
神奈川中央交通バスをご利用の場合、湖21系統(三ケ木行)乗車、「相模湖総合事務所前」停留所下車
屋上
ラウンジスペース
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