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2023年05月29日

自分の身内を喜んで入れられる施設を目指して「ライフコミューン一橋学園」

木下の介護は工務店や不動産などを展開する木下グループの会社です。
「リアンレーヴ」「ライフコミューン」「応援家族」などの名前で、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅を運営していますが、首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉・山梨)や関西圏(大阪府・兵庫県・京都府)に130以上の介護施設を展開しています。
介護保険制度施行前の1995年から民間企業の先駆けとして介護事業に参入している老舗です。
入居者様・ご家族・地域の方々・職員の”幸せ”のために、何ができるか考え行動することを原点に、大手ならではの安心感と実績に基づいた快適なサービスを提供しています。

今回訪問した「ライフコミューン一橋学園」は周辺が武蔵野の自然にあふれた環境で、目の前に玉川上水が流れています。西武多摩湖線「一橋学園駅」徒歩7分の立地で、五日市街道近くにあるので、電車、車でのアクセスは良好です。
インタビューに応じてくれたのは施設長の横溝健史さん、入居相談員和田芳雄さん、生活相談員別宮悦子さん、看護職員吉田和子さん、機能訓練指導員小口妃香里さんです。

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安心と安全、そして穏やかな暮らしを提供するために

「木下の介護は『幸せ』をつくります」をモットーとしていますが、具体的に教えてください。

横溝さん:私たちは、入居者様、ご家族、地域の方々、そして職員の幸せのために何をすべきなのか、いつも考え行動するようにしています。
入居者様が安心で安全、そして穏やかに暮らすためにどうお支えしていくか日々取組んでいます。お気持ちに寄り添ったプランを立て、信頼関係を構築して介護をすることが幸せの基盤ですね。
私が重視しているのは職員の幸せです。職員が職場に魅力を感じ、幸福感を抱いてくれていないと良い介護ができないからです。

別宮さん:私はご家族のお話に極力傾聴するようにして、そのお考えに対応できるように努めています。それがご家族の幸せにつながると考えています。
また、入居者様に親近感を抱いてもらうために積極的にお声がけしたり、レクリエーションを行ったりしています。そうすると色々話してくれるようになるからです。そして、お困りごとを見出したら直ぐ対応するようにしています。スピードは重要です。

安心と安全という点をもう少しお聞かせください。

横溝さん:日中は看護職員が5人いますので対応できることが多いです。胃ろうや透析の方もお迎えしましたし、先日は輸血が必要な方の入居もありました。
様々な病院との連携構築もできているので緊急対応もスピーディにできます。そして通院同行するスタッフも3人いますし、協力医療機関なら、ご家族に代わり職員が付添ます。また、お看取りの対応もしています。

和田さん:120人定員なのでスタッフも総勢80人いますが、人員配置が2:1ということやベテランスタッフが多いのも安心感があります。様々な介護度や認知症の方たちにも対応する力があります。

別宮さん:人員が手厚いので週3回の入浴も実現できています。

横溝さん:リネン交換や清掃を専門に行う生活援助の職員もいるため、介護職員はケアに専念できるのも安全につながりますね。担当ヘルパー制度も安心感に寄与するところが大きいです。

担当ヘルパー制度についてもお聞かせください。

別宮さん:入居者様にはお一人おひとりに担当ヘルパーが割り振りされています。心身状態はもちろんのこと、本人様の性格や嗜好、生活リズムなども把握してサービス提供する仕組みになっています。第2の家族がいるような安心感を抱いていただくためです。7~10日に一度はご家族に近況報告をしたり、受診や体調変化などあった時にはすぐにご家族にお伝えするようになっています。

生活相談員 別宮悦子さん
生活相談員 別宮悦子さん

ライフコミューン一橋学園の特徴について

ここのホームのウリについて教えてください。

吉田さん:明るく元気が良いスタッフが多いことですね。職種間のギクシャクしたこともなく、入居者様の対応に関して真面目に話し合い、取組んでくれています。和気あいあいとしていますよ。

別宮さん:毎日アクティビティがありますし、週に1回はイベントを行っています。コロナ前は全館合同のレクリエーションをやってきましたが、各フロアごとにそれぞれ特色をもって行っています。2階はトランペット、3階はフルートや電子ピアノによる合唱、4階は月毎に切り絵や張り絵を壁に飾ったりしています。
それから、専属のマイクロバスが有って、月に2~3回外出レクリエーションをしていました。甲府に葡萄狩りに行ったり、深大寺の植物園にバラを見に行ったり、大國魂神社に初詣に出かけたりしていました。コロナも5類になりましたし、また再開しようとしています。因みに大型免許を持ったドライバーも2人いるのですよ。

マイクロバスがある老人ホームはあまり聞かないですよね。驚きです。
次に、リハビリに関してお話を聞かせてください。

小口さん:機能訓練指導員は2名なのですが、集団リハビリと個別リハビリを行っています。
朝の体操は筋力アップを目的としていますが、お互い声掛けあったり励まし合ったりと話も弾むので、心のリハビリや認知症予防の一助になると考えています。
個別リハビリは身体機能の維持を目的としています。信頼関係ができないとリハビリが成り立たないという点では、病院勤務の時との違いを痛感します。病院では一定期間集中して行いますが、施設では長いお付き合いになります。特に男性の場合、話し好きではない方も多くおられますので、その方の嗜好や昔のエピソードなど引き出しながら行い、それに応じた接し方を模索します。
高齢者と運動をすることはリスクを伴いますので、しっかりリスク管理をすることを心掛けています。

機能訓練指導員 小口妃香里さん
機能訓練指導員 小口妃香里さん

見学者が入居を決められるポイント

ご家族様がライフコミューン一橋学園に決められた点とか、入居後に満足されている点など教えてください。

和田さん:現場の職員が挨拶する雰囲気や、入居者様に接している様子をご覧になり、ご自身の親御様を任せても大丈夫と思われたというお話を幾人からうかがいました。職員の人柄や接遇の良さ、それは教育を含めて評価いただいているということなので嬉しいですね。
また入居後に面会に来られたご家族が、親御様の表情が明るくなったとか、声掛けに反応されるようになったとか、「ここに入居できて良かった」と言われることはありがたいことです。

別宮さんも良く見学対応されるそうですが、いかがですか?

別宮さん:この施設の周りは建物が無いので解放感があり、館内は穏やかな空気が流れているとお客様に言われますね。120人定員の大規模施設な割にバタバタしていないとご評価いただいています。
立地的にも玉川上水がすぐそばにあるので四季の移ろいを感じることを気に入られる方も多いですね。
どんな方でも新しい環境に移るのは大変なことです。せっかくここを気に入っていただき信頼してくれての入居なのですから、慣れていただくまでしっかり対応します。「ここに来て良かった」と言われることが私の最大の喜びなので、絶対に「こんなはずではなかった」と言われることが無いように全力を尽くします。

入居相談員 和田芳雄さん
入居相談員 和田芳雄さん

ライフコミューン一橋学園までの人生の道のり

ここで働くに至るまでの歩みを教えてください。

小口さん:介護の仕事に興味があり、資格を取るために学校に通おうとした時に、その学校にリハビリ科があり、理学療法士ならもっと高齢者に密に関われるという話を聞いたので専攻したのです。
病院勤務の時は機能向上を図り在宅復帰してもらうことがゴールでした。介護の施設で働くようになると長期に関りを持つので関係性を築くのが課題でもありますが、やりがいでもあります。そこでお一人おひとりの身体機能も含め考え方を踏まえたうえでリハビリを行うのは病院では得なかった経験です。

和田さんのお話も聞かせてください。

和田さん:大学を出て医薬品の営業をしていましたが、疲労困憊して転職を考えました。今までの経験を活かすことができる関連の仕事ということで介護業界に入ったのです。
老人ホームの紹介会社に勤務していましたが、自社の施設を案内したいなと強く思うようになり、木下の介護に就職しました。
見学対応した後に「良い施設で気に入りました」と言われる時は本当にやりがいを感じます。大切な親御様を任せていただくということは、その方の人生を背負うことですので、責任も重大だといつも思わされます。

別宮さんはいかがですか?

別宮さん:私がまだ幼い3人の子供の子育て真っ最中の頃でしたが、介護保険制度が開始になり、介護の仕事がしたいという想いがこみあげてきてヘルパー2級の資格を取りました。
はじめは訪問介護で働いていたのですが、オープンしたてのライフコミューン一橋学園で働く知人から声かけられ来たのです。ですからもう18~19年ここで働いていることになります。
入職してから2年程経ち生活相談員となりましたが、これは私の天職と言えます。入居者様と深く関われることが嬉しいのです。事務所で事務作業をしないといけないこともありますが、そんな時は入居者様に会いに行きたくて、ウズウズしてしまいます(笑)

吉田さんもお願いします。

吉田さん:私は元々は経理や事務をしていたのです。ですが身内に難病の者がいて、将来的なことも踏まえて医療的なことを身に付けたいと思い、40歳の時に看護学校に通ったのです。
病院勤務をしていたのですが、ヘルニアを患い身体的に限界に達してしまい、介護施設での看護を選択することにしたのです。
身体的には分業されているので楽になりましたが、医師がいないので自ら判断をしなければならないことに直面するのには責任を感じます。看護職員として指導する機会も多くありますが、恥ずかしくない仕事をしようと心掛けています。
入居者様に寄り添いながら処置をしますが、心身ともに癒えていくのを見れることにやりがいを感じています。

では最後に横溝さん、お願いします。

横溝さん:私は祖父母と一緒に暮らしてきて、祖母の手料理を食べて育ってきました。大学を出る際に、極々自然に介護の道を選んでいたのです。黙々と独りでやるような仕事は私の性には合わないと思いますね。
私の抱いているビジョンとしては、自分の身内を入れて喜ばれるような施設づくりをすることです。
施設長を任されていますが、株式会社として数字も管理しなければなりません。どうしたら施設の売上を出してみんなに反映できるか取り組まないとならないのですが、マネジメントを学ぶ機会を与えられていることも感謝です。
時々イベントなどで、ソーラン節を踊ったり、NIZUのダンスを披露したりして、入居者様をわかせたり、ガス抜きしながらやっています(笑)。

施設施設長 横溝健史さん
施設施設長 横溝健史さん
 

取材後記:館内案内をしつつ、口癖のように「ありがとうね」と職員に感謝の声をかける横溝施設長。入居者様が大好きでたまらない別宮さんをはじめとする職員の方々。安定感がある雰囲気の満ちた施設です。
それにしても本当にマイクロバスが駐車場に置いてあるのは驚きました。コロナでの3年間ずっと出番を待っていたのでしょう。今後、大車輪の活躍をする光景を思い浮かべました。

施設情報

施設名 ライフコミューン一橋学園
施設種別
住所 東京都小平市喜平町1-1-6
入居時費用 0円~960万円
月額費用 232,700円~504,400円
アクセス 西武多摩湖線「一橋学園」駅南口より徒歩7分(約560m)
居室
1階フロア
老人ホーム・介護施設探しは「老人ホーム相談プラザ」で
老人ホーム相談プラザは、有料老人ホームや介護施設を経験豊富な専門の相談員が店舗・訪問・電話・オンライン・一括資料請求等、無料で相談・紹介をしています。老人ホームのホームページやパンフレットに記載されていない評判や雰囲気、医療・介護体制の実態、特色など実際に訪問しないと分からない最新の情報を収集し、公正・中立な立場でプロの目線からお客様のご希望に合った老人ホーム・介護施設を選定・ご提案いたします。老人ホームの見学予約・見学同行・入居時の送迎支援、入居後のアフターフォローもおまかせください。
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