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2023年07月14日

仲間を大切にするチーム 「練馬谷原ケアパークそよ風」

株式会社SOYOKAZEは、シニアの生活がより充実する社会を目指し、介護事業を展開してきました。その知見を活かし、様々なサービスを創り出しています。シニア領域に限らず老若男女にとって新しいしあわせを目指しているのです。事業内容としては、介護事業、デリバリー事業、フィットネス事業、ライフプランニング事業、コミュニティ事業、未来創造事業、コンサルティング事業、人材紹介事業を展開しているのです。
介護事業としては、1997年から参入して、全国366拠点712事業所(2023年6月時点)で介護サービスそよ風ブランドを展開しています。デイサービス、ショートステイ、訪問介護、介護付有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などの幅広いサービスを展開しています。

今回訪問したのは「練馬谷原ケアパークそよ風」。欅がシンボルの「みのわ街かどの森」に隣接しています。敷地内にはトキワヤマボウシやサルスベリなどの木々が植栽されていて四季の移り変わりを楽しみながらお過ごしいただけます。
インタビューに応えていただいたのは、施設長の田中絢子さん、生活相談員の福島明子さん、機能訓練指導員の伊藤絢子さんです。

外観

練馬谷原ケアパークのコンセプトについて

先ず、御社の理念など教えてください。

田中さん:企業理念として「世界で一番仲間を大切にするチームであり続ける」と掲げています。
3年前にみんなで投票して決めたことなのです。
コロナ禍でクラスターになった施設を、グループ内の他施設や本社が一丸になって助け合いながら、苦しい所を乗り越えてきました。
職員が協力し合わなければサービスが提供できないですし、職員がお互いを大切にしなければ入居者様を大事にすることができません。このことはコロナであろうがどんな時であっても大切にしなければいけないことだと、会社あげて想っていることなのです。

とっても大切なことですね。では、この施設のコンセプトは何ですか?

田中さん:「安心」「集い」「リハビリ」です。
先ずは「安心」ですが、最新のICT見守りシステム「LASHIC care(ラシクケア)」を各居室に完備しています。室内は人感センサーが活動量や、温度、湿度、明るさなどを感知して、スタッフのパソコンに連動しています。またベッド心拍センサーには脈拍や離床なども認識できるようになっていまして、安否がすぐに確認できるのです。
そして、ナースコールとスタッフのスマホが連動しているので、その場ですぐにお話しすることもできるのです。
これらシステムは特に夜勤時に威力を発揮してくれます。入居者様の安全は勿論のこと、スタッフの負担軽減に繋がっています。

続いて「集い」に関しても教えてください。

田中さん:ハードとしては、気軽に交流し語らえるスペースとして3階フロアに談話コーナーを、また施設の1階中央には緑と風を感じるラウンジと、その先に広がる40㎡のオープンテラスを設けています。
そして、毎日アクティビティがあり、月に1回は必ず外出レクを行います。つい数日前ですが、氷川神社に皆様でお参りに行き、その後、お買い物をして帰りました。
ここは入居者様のご自宅なので、外出、外泊、面会は自由です。ご家族やご友人が集って楽しく暮らせるようにしています。

リハビリについてもお願いします。

伊藤さん:集団リハビリとしてはセラバンドやゴムボールを用いたりしながら、なるべく全ての関節を動かしてもらうことをしています。それは、日常生活の中で動かすことが少なくなっている関節があるからなのです。関節の拘縮を防ぎ、筋力をつけることに重きを置いて体操してもらっています。
通常生活に支障がある方には個別リハビリも行っていますよ。その方にあった運動の方法を考え提供しています。
2階にはトレーニングルームがあるのでマシンを用いたリハビリもできますし、歩行訓練はお散歩や気分転換にもご利用いただける、植栽に囲まれた全長約10mの遊歩道での実施も可能です。

キッチン
キッチン

練馬谷原ケアパークそよ風の魅力

ここのホームのウリを更に教えてください。

田中さん:「食のそよ風」と打ち出して、食事に力を入れています。
施設での生活の中で、食事が大きな楽しみの一つでありますし、食べることで元気に健康になっていただけるようにしています。
1週間に1回はイベント食があり、月に1回は「美食まつり」を開催しているのです。
ダイニングも調理の様子がわかるオープンキッチンにしています。先日もプレートを出して餃子パーティをしましたよ。
自社直営厨房ですから、厨房スタッフが入居者様にメニューの説明をいたしますので、コミュニケーションが取れて顔が見えることでの安心感があります。
年に1回、全国の自社厨房で「GOHANグランプリ」が開催され、選出された各エリア代表が日本一を競うこともしています。
是非、見学の時はランチを召し上がっていただきたいですし、入居後もご家族様と一緒に食事を堪能していただけたらと思っています。

他にもありますか?

田中さん:癒しやリラックス効果など精神的な働きかけ、入居者様同士のつながりを円滑にする効果や、認知症予防に期待できる4つのアートで彩りを添えています。本社にアートディレクターがいて監修しているのですよ。
一つ目は、絵画や現代アートの展示です。イベントもアートイベントと題して行ったりします。前回はステンドグラス作りでした。
二つ目は、プロの選曲家によるBGM。曜日によって替わっていまして、バリエーションが豊富です。
三つ目は、これもプロの調香家によるオリジナルのアロマオイルを焚いています。朝夕と香りが替わっていて、朝は活動的な香り、夕方は落ち着く香りになっています。
四つ目は、フラワーデザイナーがデザインした花を飾っているのです。花があると「綺麗ね」と会話も弾み、良い刺激にもなります。

未だ、ありますか?

福島さん:この施設の一番の魅力は田中施設長です!会社の理念にある通り、仲間を大切にするチームづくりを本当にしています。
そして、介護という仕事を愛し、入居者様本位でものを考え判断していることが共感できます。
施設長なのに良い意味で施設長らしくなく、みんなを和ませる声掛けをするので、話しやすく安心して働ける環境を作ってくれています。
ですからスタッフもお互いを大切に思っていますし、些細なことでもちゃんと話し合い、前向きに取組んでいこうとしています。

田中さん:福島さん!あとでジュースおごってあげる(笑)

生活相談員 福島明子さん
生活相談員 福島明子さん

練馬谷原ケアパークそよ風が選ばれる理由。

見学者がここに決められた点はどんなことがありますか?

伊藤さん:理学療法士がいてリハビリに力を入れている施設が近隣の老人ホームには少ないことも、決められている理由の一つだと思います。
リハビリは動機が重要です。例えば、お身体に不自由さを感じている方が、お料理レクや外出レクに参加したいと思っていただければ、それはリハビリの必要性を感じてもらうことにつながります。
この施設では、アクティビティやご家族の交流が盛んですので、リハビリの時間だけではなく、生活全般を通して体力アップを促せるのは良いことですよね。

他にもありますか?

田中さん:ご家族のご自宅近くに親御様を呼び寄せているのが多く見られます。
私たちも「ここはお家だと思ってください」と強調しているのですが、外出・外泊・面会はお家なら当然のことだと考えています。
ですから、お気軽に会いに来られるということが、入居を決める要因になっているようです。
実際毎日のように面会に来られているご家族もおられますし、知人友人がいくら来られても制限はしていません。

機能訓練指導員 伊藤絢子さん
機能訓練指導員 伊藤絢子さん

練馬谷原ケアパークそよ風に至る道

それではここで働くに至る経緯をお聞かせください。

福島さん:私は本当は看護師になりたかったのですが、費用と時間の兼ね合いで叶わず、病院の看護助手をし始めたのです。
高齢者が多い病院でしたが、高齢者と接することがだんだん楽しくなっていったのです。
患者さんの中には重度の方もおられ、ALSの方から手紙をいただいたり、心のつながりもできていました。そんなある日、目の前でそのALSの方が息を引き取られてしまわれたのです。
そのような経験をしてから、「自分にできることは何だろう」と模索するようになり、高齢者介護の道を選ぶようになりました。
何人もの方の看取りも経験し泣いたりしてきましたが、残された日々をご自分らしく暮らしていける、そのためのお手伝いをしたり、寄り添うことができたらと思って介護をしています。

伊藤さんもお願いします。

伊藤さん:リハビリする辛さはみんなそうでしょうから、少しでも楽しんでいただけるようにリハビリの道を目指し、理学療法士になりました。
初めは病院に勤務しましたが、グループに総合福祉施設を持っていて、老人保健施設や訪問リハビリ、デイサービスなど様々な経験をさせてもらってきました。
その中でも高齢者のリハビリに興味を持ち、有料老人ホームへの転職をしたのです。
今まで在宅を基盤にしてモノを考えてきましたが、施設がお家ということになるので、ご自宅にいる時以上に楽しく、かつ今まで以上に活動量を増やせたり、より改善できることを実感していただけるように心掛けています。

では、田中さん、お願いします。

田中さん:私は核家族で育ったのですが、遠くに住んでいた祖母が転倒して入院したのです。祖母は入院中に認知症を発症して性格も変化してしまったのです。
私は静観するしかなかったのですが、他の方ならどうなのだろうとか、関わり方が違えばもっと違う状態になったのだろうかなど、色々と思いめぐらせていました。そこで、介護ってどういう仕事なのだろうかと興味を抱いたのです。
最初に働いた現場はショートステイで、次にデイサービスではセンター長をしていました。在宅サービスが長かったのですが、今回有料老人ホームの施設長に抜擢されました。
ここが入居者様のご自宅なわけですから、外出する、買い物に行く、誰かと会う、ということは当然のことなので、できる限りご希望を叶えて差し上げるお手伝いができるように努めています。

お忙しいなか、ありがとうございました。

施設長 田中絢子さん
施設長 田中絢子さん
 

取材後記:インタビューしながら、お互いが尊重し合っている様子を垣間見ることができました。
オープンテラスに出てみると、心地良い「そよ風」が吹いてきました。

施設情報

施設名 練馬谷原ケアパークそよ風
施設種別 介護付有料老人ホーム
住所 東京都練馬区谷原1-15-15
入居時費用 0円
月額費用 289,340円
アクセス 西武池袋線練馬高野台駅より西武バス練高01系統「成増駅南口行」乗車、「谷原三丁目」停留所下車徒歩4分(約320m)
居室
ラウンジ
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