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2023年08月18日

医療法人が運営母体の 「シニアホテル東戸塚サウスウイング」

運営母体である「ふれあいグループ」は昭和62年の創設以来、神奈川県を中心に医療・保健・福祉・教育などの幅広い分野で事業を展開しています。
現在ふれあいグループは、医療法人9法人・社会福祉法人1法人・学校法人1法人・関連会社17法人という組織で、病院・クリニック・健診センター・介護老人保健施設・特別養護老人ホーム・在宅支援事業所・大学・専門学校そして有料老人ホーム(10施設)を運営しており、全職員数は8,000名を超えるグループになります。
ふれあいグループは“人を尊び、命を尊び、個を敬愛す”という理念を掲げ、その原点である医療法人が運営母体という特色を活かし、他に無い医療との連携を実践し、安心・快適な生活を提案します。
グループ内の有料老人ホーム事業に関しては「有限会社湘南ふれあいの園」が担当しています。

今回訪問したのは「シニアホテル東戸塚サウスウイング」。
東戸塚駅からシャトルバスで約5分の立地になり、周辺は交通量も少なく緑に囲まれた環境になっています。
今回インタビューに応じてくれたのは、施設長の齋藤英雄さん、入居相談員の鈴木学さんです。

外観

「ふれあいグループ」の一員であるメリット

ではグループの理念である‘人を尊び、命を尊び、個を愛する’ということが現場にどのように反映されているが教えてください。

齋藤さん:それは「お客様お一人おひとりをしっかり個別対応することである」と解釈して職員にも伝えてきています。
結果、それがお客様にも満足感を与え、ご家族からも感謝されることにつながってきました。

鈴木さん:私は「施設ではなく住まいである」と理解してきました。施設となると個としての人間性が見られなくなることがしばしば起こります。
そして、施設というイメージだと入居したいという前向きな気持ちになりません。お一人おひとりにとって気持ちよく生活できる場を提供することが、グループ理念につながってくることと思います。

病院が母体となる「ふれあいグループ」の一員であることの強みは、どんなところに現れていますか?

齋藤さん:弊社は病院を建てるとそのすぐ側に老人ホームを建ててきました。それは茅ヶ崎中央病院ができた時に、お客様から「併設して老人ホームがあったらいいのに」という声があり、「湘南ふれあいの園」が弊社の老人ホームの始まりとなりました。
ここは「ふれあい東戸塚ホスピタル」のすぐそばに建てられています。
高齢者にとって、医療の関りは欠かせないもので、病院がすぐそばにあることは大きな安心材料となります。
そして、ホームで働くスタッフにとっても、病院が隣接していることは、絶大な安心感があります。
グループ内には老健や特養もあったり、看護学校から実習生が来たりと、職種間交流の中で色々な刺激を受けられることもあります。
グループ間研修などは、医療について詳しく学ぶこともできるので、これもグループの一員であることのメリットだと思います。

確かに医療関連のグループであることのメリットは大きいですね。

鈴木さん:病院と一心同体でやれていることは、他の有料老人ホームにはない大きな強みです。そして、病院の方も入居者様のことをよく理解しているので、色々な面でスムーズです。
医療面だけではなく、リハビリの面でも連携ができているのですよ。

齋藤さん;もちろん、外部のリハビリサービスを利用することも可能ですが、病院から訪問リハビリが来ますし、通所リハビリもできるのです。そして週3回は無料で機能訓練指導員が来て、体操を中心としたリハビリを行います。自由参加ではありますが、介護が必要になっている方たちはこちらからお声がけして参加を促しています。
また、機能訓練指導員に福祉用具の相談にものってもらえるので、とても重宝しています。

食堂
食堂

シニアホテル東戸塚サウスウイングの魅力について

このホーム独自の魅力は何でしょう?

鈴木さん:ハード面で言うと、居室が24.8㎡~46.4㎡と広く、ユニットバスも各部屋についているのはおすすめポイントです。
65歳以上ならば自立の方でも入居できますし、もしも介護度が上がったとしても原則同じ居室で過ごしていただけるようになっています。
シャトルバスも便数が頻繁にありますので、駅前へお買い物にお出かけになる方には便利がられています。
それから、住宅型有料老人ホームの強みを活かせていることが魅力の一つだと思います。
例えば、同じグループの老健がそばにありますが、そこのデイケアを利用されている方も多くいます。週に何回も外へ出て、違う環境に触れて刺激を受けたり、メリハリがある生活を送ることができます。介護付有料老人ホームではその中で完結してしまうので、バリエーションが限られてしまいます。

住宅型有料老人ホームのメリットを存分に活用できるのですね。

齋藤さん:福祉用具に関しても住宅型有料老人ホームは優位性がありますね。介護付有料老人ホームが用意する福祉用具は標準的なものが殆どなので、その方に本当に合うものは自費で用意してもらう場合が多いですよね。
住宅型有料老人ホームなら介護保険を使ったレンタルができるので、対象者の状態や段階にフィットしたものに都度都度替えていけるのです。

ところで、介護保険の限度額を超過してしまった場合とかはどうしているのですか?

齋藤さん:基本的には限度額の中でやりくりするのが前提ですが、色々なケースがあるので、絶対超過しないということはありません。
例えば、お看取りの際などはサービス量を増やさないといけないので、ご家族と相談し了承してもらいながらということもあります。
日常的なケアに関してはケアスタッフが施設サービスとして入っている面が多くあります。

他にも、どのような魅力がありますか?

齋藤さん:ここのスタッフが元気よく明るい者たちが多いことです。イベント事も積極的にやってくれますが、自分たち自身も楽しんでやっていますね。
訪問介護事業所は、「ふれあい訪問介護ステーション」が併設して対応しているのですが、私がそのステーションの管理者も兼務しているため、スタッフの様子もよく把握できるのです。
一対一で一定時間入居者様のところでケアするので、スタッフに課題があれば入居者様から声が上がってきますが、接遇もキチンとできていて評判が良いので安心しています。

ロビーラウンジ
ロビーラウンジ

シニアホテル東戸塚サウスウイングが選ばれる理由

見学者がここに決められたポイント等教えてください。

齋藤さん:多くの方が仰るのは、病院がすぐそばに有って安心ということですね。
外来受診の場合は前日に予約しておくので、待ち時間なしで受診できますし、受診後の精算やお薬の受け取りも私たちが済ませるので、すぐホームに戻ることができます。
因みに「ふれあい東戸塚ホスピタル」の受診は看護師が必ず行くようにしています。病院との連携も考えこのようにしています。
それから、夜間帯はホームに看護師がいませんが、病院に直に電話相談できるのです。

鈴木さん:「ふれあい東戸塚ホスピタル」は救急病院ではないので、対応しきれないこともありますが、夜間帯とかは場合によって、一晩入院して翌朝対応できる病院を探してくれるということもあります。
カルテや近況の情報も共有しているので、全てがスムーズです。

確かに他に滅多にない安心感がありますね。

齋藤さん:ここの入居者様は、他の病院もご利用されていますが、ほぼ全員が「ふれあい東戸塚ホスピタル」を主治医としておられるので、いざという時に対応が迅速になります。

鈴木さん:それから「ふれあい東戸塚ホスピタル」には透析センターもあるので、車に乗らなくても行けてしまうのです。病院からお迎えが来て、透析が終了したら私たちがお迎えに上がるということになっていて、透析の方には喜ばれています。

入居された後にご家族から評価されていることはどのようなことですか?

齋藤さん:訪問介護のスタッフが良いと評価されることが多いです。介護技術は勿論のこと、コミュニケーションが取りやすく、気づきや些細な配慮が行き届いているという声が届いています。
例えば、居室にノックして入るなど、居室がその方のご自宅と認識しているとできますが、介護の現場ではあながち疎かになっている場面があります。認知症の有無、意思疎通が可能不可能など関係なく、人を尊ぶ心が根底にあれば、接遇はキチンとできるようになるものです。

入居相談員 鈴木学さん
入居相談員 鈴木学さん

これまでの半生

それでは今のお仕事に至るまでの経緯を教えてください。

鈴木さん:私はワタミの介護の入居相談員として、介護の業界に足を踏み入れました。
介護でお困りな方をお助けできる実感があり、やりがいを覚えました。また、入居されてご家族に感謝いただき、このような仕事はあまりないなと感じておりました。
残念ながら、ワタミの介護が会社として揺らぐようなことがあったため退職して、老人ホーム紹介センターに就職しました。しかし、入居したらそれで仕事が終わってしまうことに満足感が得られず、再度老人ホームの運営会社の相談員を探したところ、巡り合ったのが「ふれあいグループ」だったのです。
自分が関わった方がご入居となり、入居後も関わり合いを持てることは嬉しいです。また、ご家族から「ここで良かった」と感謝されると感動します。

齋藤さんも、お願いします。

齋藤さん:私は、元々百貨店の外商部の仕事をしておりましたが、この先を見据え成熟産業ではなく、これから成長していく事業への転身を考えていたところ、有料老人ホーム事業に出会い転職をしました。丁度、介護保険が始まって間もない頃でした。
スタートは入居相談でしたが、新規ホームの立ち上げということもあり、介護(夜勤含め)はじめ様々な業務をしました。その中で、現場で勤務するメンバーの想いやご入居者様のお気持ち等も理解できるようになりました。その後エリア統括や事業部長等の業務につきましたが、自らの家族介護等も重なり一時的に仕事を離れました。
その後、現在のふれあいグループへ転職し、2年前よりこちらで施設長を任されております。
施設長という仕事においてやりがいを強く感じるのは、働いている人の成長を見られた時ですね。
採用に関わった人がステップを踏んで責任者になって行くのを何人か見ましたが、自分ごとのように嬉しさを感じます。
入居者様にはサービスを提供する側ですが、教えてもらうことばかりです。入居者様の笑顔を見せてもらったり、ご家族から感謝されたりすると、疲れを忘れてしまいます。

今日はお忙しいところ、ありがとうございました。

施設長 齋藤英雄さん
施設長 齋藤英雄さん
 

取材後記:お二人の話を伺いつつ、住宅型有料老人ホームの特性が病院とのコラボで遺憾なく発揮されていることに唸りました。
7階レストランのテラスから見る空が青く、セミの声が高い空に吸い込まれていました。

施設情報

施設名 シニアホテル東戸塚サウスウイング
施設種別 住宅型有料老人ホーム
住所 神奈川県横浜市戸塚区上品濃16-15
入居時費用 0~4,200万円
月額費用 225,349~969,316円
アクセス JR横須賀線・湘南新宿ライン「東戸塚」駅から徒歩15分
「東戸塚」駅西口よりホーム玄関までシャトルバスを運行。
機能訓練室
居室
老人ホーム・介護施設探しは「老人ホーム相談プラザ」で
老人ホーム相談プラザは、有料老人ホームや介護施設を経験豊富な専門の相談員が店舗・訪問・電話・オンライン・一括資料請求等、無料で相談・紹介をしています。老人ホームのホームページやパンフレットに記載されていない評判や雰囲気、医療・介護体制の実態、特色など実際に訪問しないと分からない最新の情報を収集し、公正・中立な立場でプロの目線からお客様のご希望に合った老人ホーム・介護施設を選定・ご提案いたします。老人ホームの見学予約・見学同行・入居時の送迎支援、入居後のアフターフォローもおまかせください。
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