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2023年09月27日

人が、こころが、すべて「ケアホームうらら一之江」

スターツケアサービス株式会社は「総合生活文化企業」を掲げる東証プライム上場スターツグループの一員です。
グループホーム・介護付有料老人ホーム・小規模多機能型居宅介護や、デイサービス・訪問介護・居宅介護支援なども手掛けていますが、障がい者福祉サービスや保育所なども事業展開しています。
介護・保育サービスを通じて、1人でも多くの方に、住み慣れた地域で暮らしていただけるよう切れ目のない福祉サービスを目指しています。
高齢者も子供もまたそのご家族も、いつも笑顔でいつまでも住み慣れた地域で「その人らしさ」を大切に暮らせるよう、安心で住みやすい社会づくりに貢献しています。

今回訪問したのは「ケアホームうらら一之江」。
ゆったりと流れる落ち着いた環境の中で、「心晴れやかに、そして優雅に暮らす」ことがテーマです。
インタビューに応じてくれたのは、施設長の片桐正樹さん、生活相談員の栗原恵さんです。

外観

人とこころを大切にする社風

先ず、会社の理念や想いをお聞かせください。

片桐さん:私たちはスターツの一員なのですが、スターツグループの理念として「人が、こころが、すべて。」とかかげています。
一度お付き合いいただいたお客様とは末永くお付き合いしたいのです。そのような考えの中から、保育や介護事業を手がける「スターツケアサービス」を立ち上げています。
グループホームを多く手掛けてきましたが、スターツの創業が江戸川区一之江でしたので、地域貢献の想いを込めて、ここに初めての有料老人ホーム「ケアホームうらら一之江」を2006年7月にオープンさせたのです。
人の心を大切にし、ふれあいを通じてやすらぎを提供することをモットーに運営してきました。
皆さま誰しもが自宅で生活し続けることを望んでおられます。ですが、何らかの理由があり入居されることになった場合でも、「ここで良かった」と思っていただけるサービスを提供することを心掛けてきました。

「こころ」を大事にする会社なのですね。

片桐さん:そうです。そして、このことはこの会社で働くものに対しても同様なのです。
不動産にありがちな能力・利益主義から離れ、リストラということなどもありません。職員の特性を見据え適材適所に割り振りして、その人が輝ける仕事をしてもらうようになっています。
お客様だけではなく、縁あって出会った職員とも末永く関係を保っていくことにも心を配っているのです。

もともとグループホームを多く手掛けてきたそうですが、老人ホーム運営にあたって影響していることはありますか?

片桐さん:グループホームの入居者様のご家族から、「スターツが運営する老人ホームが有ったらいいのに」という声が多数あったので、介護付有料老人ホームも運営することになったのです。
グループホームで培った認知症ケアはうらら一之江に大きく反映されています。
居室は2階から5階までで、96室ありますが、フロアは東西と分かれていて、12人で1ユニットになってるのです。そして、スタッフはフロア固定制になっているので顔なじみになっていますし、スタッフの目も細かく行き届いています。
食堂も各ユニットにあり、食事もゆっくり召し上がられますし、各フロアにお風呂が設置されています。
認知症対応実績があるスターツの老人ホームとして、問い合わせが多くあるのですよ。

エントランスロビー
エントランスロビー

ケアホームうらら一之江の魅力について

ウリにしていることを教えてください。

片桐さん:食事は自社厨房が提供していまして、「美味しい」と評判が良いですね。
夕食は毎晩、肉か魚かを選択できるので、入居者様に喜ばれています。
各ユニットにキッチンが設置されているので、そのキッチンでご飯を炊き、お汁物を温めて出すので、炊き立てのご飯と温かいお汁物が提供されます。
そして、月に1回「出張シェフの日」があり、厨房職員が各ユニットで入居者様の目の前で調理をして出来立てをお出しします。皆さまのリクエストに応じた料理をつくるのですよ。その場で作るので、音や香りが入居者様を楽しませています。

他にはありますか?

栗原さん:大概の老人ホームでは入浴は週2回ですが、ここでは週3回お風呂に入れるのです。これが決め手になって入居を決められた方もおられます。
各フロアに一般浴と機械浴が設置されていて、一般浴は湯船が広く銭湯気分を味わってもらえます。
お一人おひとりでの入浴になっているので職員がマンツーマンで介助をして、ゆったり入浴していただいています。時間は余裕をもってシフトを組んでいるので、脱衣室でお待たせするようなことはないのです。
認知症の方の場合もフロア移動しないで入浴できるので、お風呂誘導がしやすいこともメリットとしてあります。
それから、全身状態を確認観察できるのは、入浴が最も良い機会ですので、このこともご家族への安心感につながっています。

アクティビティとしてはいかがですか?

片桐さん:毎日、各フロアごとでレクリエーションを行っています。脳トレ・工作・歌声喫茶・ボール体操などですね。月1回季節のイベント事は全体で行っています。

栗原さん:コロナ終息後からは外部講師を呼べるようになったので、音楽療法やフラワーアレンジメント、書道なども行っています。
それから、機能訓練指導員による、集団体操は週1回で、個別リハビリは週に1回行っております。訪問マッサージを利用してリハビリを行っている方もおられますね。

スターツならではの事柄がありますか?

片桐さん:震災に強いホームとして、弊社の免震技術を駆使した建物になっています。東日本大震災の時も、細長い花瓶が倒れなかったほどです。ちょっとした地震では、中にいたら気づかないですね。
また、敷地内には井戸を掘ってあったり、ベンチがかまどになるようにしていて、地震災害時の生活拠点として、入居者様と地域の方々をお守りします。

ダイニング
ダイニング

ケアホームうらら一之江のウリについて

片桐さんが惚れ込んでいるケアホームうららの魅力は何でしょうか?

片桐さん:ハード面で言うと、採光が取り込める構造になっていてとても明るいですね。南側は大きい窓を据えていて、吹き抜けが各ユニットを突き抜けていることもあり、ご家族に「とても明るいですねと言われています。
ソフト面としてはスタッフがフロア固定制になっているので、認知症の方たちも顔なじみのスタッフがケアしてくれることで安心されています。
また、スタッフがしっかり皆さまの状態を把握しているので、ご家族が面会に来られても、普段のご様子など細かくお伝えすることができています。
職員配置が2:1ということもあり、スタッフがせわしなく動き回ることがないので、入居者様も話しかけやすいです。
それから、介護補助のスタッフも配置されていて、直接身体介助は行いませんが、ベッドメイキング・掃除・洗濯などもしているので、ケアスタッフは余裕をもって介護に専念できている訳です。

栗原さん、付け加えがありそうですね。

栗原さん:スタッフのフロア固定制は、入居者様との関係性や信頼の大きな一助になっています。
不安を抱かれて入居される方も少なからずおられますが、スタッフがよく傾聴して、じっくり対応していますね。
また、精神面でのケアもそうですが、身体状態の変化に関しても普段から一緒にいる時間が長いため、よく把握できています。これはとても良い面だと考えています。

ご家族がここに決められた理由はどのようなポイントがあるのでしょう?

栗原さん:先ほどの話しに通じますが、身近で親身になってケアする職員が多くいることは、入居の決め手になりますね。
ここの入居者様の半数は江戸川区の方ですが、馴染みのある場所で暮らせることは安心感があります。
また、このあたりは公園や緑あふれる遊歩道があったり、畑もあったりします。機能訓練の時間に、みんなで散歩に行くこともあるのですよ。
それから、弊社は大手と違ってカッチリしたルールが決まっていない面もあり、ここの施設で検討して柔軟に対応できることも決め手になっているようです。

片桐さん:ご家族様からのご要望に対して、「できません」ではなくどうしたらできるかを考えてご提案します。フレキシブルな対応はご家族にも、喜ばれていますね。
本社も現場に信頼を置いているので、施設側に裁量権が委ねられています。もちろん、判断に迷うことは本社に小まめに報告相談していますが、支障がなければ、私たちがやろうとすることを認めてくれていますね。

生活相談員 栗原恵さん
生活相談員 栗原恵さん

ケアホームうらら一之江に至る道のり

では今までの半生を少しくお話しください。

栗原さん:私はおばあちゃん子で、「年取ったら面倒見るからね」と言っていたのです。
大学では社会福祉学科を専攻し社会福祉士の資格を取得して、新卒でスターツに入社したのです。
最初はグループホームに配属になり、こじんまりと温かい介護を行ってきました。
社会福祉士であったこともあり、次は高齢者住宅のコンシェルジュに配属となりました。入居までのお手伝いをしたり、相談業務にあたったり、生活全般のサポートしましたが、接遇やサービスを学ばせていただきました。
出産・育休を経てうらら一之江の生活相談員になり、今に至ります。
入居される方は皆さま何らかの不安を抱いておられますが、それを少しでも和らげることができたらと心掛けています。

片桐さんもお願いします。

片桐さん:私は自身の祖父母が大好きだったのですが、介護の人材不足が社会問題化してきた頃でもあり、福祉の専門学校を出ました。
思えば、もう介護に携わって28年の時が流れています。
特養を皮切りに相談員をやったり、在宅のケアマネジャーや通所リハビリの管理者なども担ってきました。
そして、2016年にうらら一之江の施設長を任じられ今に至ります。
現場にいると出会いと別れを繰り返しますが、お別れの際に、「自分たちはどこまでやれたんだろう?」「やり切ったと本当に言えるのだろうか」と自問自答することが多くありました。
管理職となって、「ここに入居できて良かった」、「ここで最期を迎えられて幸せでした」、「良いスタッフで有難かった」というお声を聞けるようになって本当にやりがいを感じるようになりました。

今日はお忙しい中、ありがとうございました。

施設長 片桐正樹さん
施設長 片桐正樹さん
 

取材後記:スターツのテレビコマーシャルは、「こころ」をテーマにしていますが、ケアホームうらら一之江に来て、「こころ」を大切する企業であることを改めて知りました。
心うららかに施設をあとにしたのでした。

施設情報

施設名 うらら一之江
施設種別 介護付有料老人ホーム
住所 東京都江戸川区一之江7-50-6
入居時費用 0~18,095,556円
月額費用 184,447~335,243円
アクセス 都営新宿線「一之江駅」下車 徒歩4分
居室
一般浴
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老人ホーム相談プラザは、有料老人ホームや介護施設を経験豊富な専門の相談員が店舗・訪問・電話・オンライン・一括資料請求等、無料で相談・紹介をしています。老人ホームのホームページやパンフレットに記載されていない評判や雰囲気、医療・介護体制の実態、特色など実際に訪問しないと分からない最新の情報を収集し、公正・中立な立場でプロの目線からお客様のご希望に合った老人ホーム・介護施設を選定・ご提案いたします。老人ホームの見学予約・見学同行・入居時の送迎支援、入居後のアフターフォローもおまかせください。
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