2023.09.12
相談員ブログ
介護付有料老人ホーム メリットとデメリット
【介護付有料老人ホームとは】行政から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた有料老人ホームです。
特定施設入居者生活介護とは、施設内で介護サービスをパッケージ方式で受けられることを意味します。生活支援サービスから身体的な介護サービスまでを、施設の介護職員が提供しています。
職員配置が定められていて、入居者3人に対して介護職員が最低でも1人配置するようになっています。
また、日中は看護師が常駐していることが義務付けられていて、健康管理や服薬管理なども行われます。定期的な健康診断や医師の診断を受けることができます。
さらに、生活相談員や栄養士、機能訓練指導員などのスタッフの配置があり、ハード面でも、居室に加えリビングや食堂などの共有スペースの設置が義務付けられています。
医療処置や認知症ケア、看取りに対応している施設も多いため、終身利用できる施設をお探しの方におすすめです。
介護付有料老人ホームには2種類あり、要介護の方のみの「介護専用型」と、自立・要支援から要介護の方まで入れる「混合型」があります。
【メリット】
・職員が24時間常駐していて、夜間にも巡視をしてくれるため、夜中に急に体調を崩した場合でも対応してもらえる。
・介護サービスが定額で費用の計算や計画を立てやすい。
・個室
・看取りまで対応できるところが多い。
・待機者が特養ほど多くなく、棟数も多いため、早めに入居できるところが多い。
・日中看護師が常駐していることを義務付けられている。
【デメリット】
・入居した施設に介護保険の満額を支払わなければならないため、介護度が低く介護サービスをそれほど利用しない人にとっては、自己負担が割高になるケースもある。
・入居した施設に介護保険の満額を支払うため、外部の介護サービスを利用したくても介護保険での利用はできない。 外部のサービスを利用する場合は、全額自己負担になる。
・費用が高めのところが多い。
・制約の多い生活になるところが多い。
・施設運営している会社が数多く参入しているため、サービスや質にばらつきがあり、見極めるのが難しいことがある。