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2020.08.21
介護ニュース

親に老人ホームを進めるタイミングとは? 「親の介護に関する調査」で分かったこと

 あなたは、“親の介護”について考えたことはありますか? 当介護をご覧頂いておられる皆さんは別かもしれせんが、とくに介護に関心がなければ、ほとんどの方が“親の介護”が必要になったときに初めて、考え出すのではないでしょうか。

 そのとき、老人ホームへの入居を勧めるか、在宅介護にするか、等々さまざまな選択枝があるでしょうが、そのことで親と真剣に話し合いをしているか、あるいは、“親の介護”向けて準備をしている方はどれくらいいるのか、といった気になる点を明らかにしたのが、ひまわりライフサービス株式会社(千葉市)が実施した、50~60代男女が対象の「親の介護に関する調査」です。

 その中で、「親の今後について、親子で話し合いをしていますか?」と質問したところ、29.4%が「全然話していない」、32.6%が「あんまり話していない」、24.0%が「少し話している」、14.0%が「よく話している」と回答。合わせて6割以上の人が、親と今後の話ができていない、という結果でした。親が元気なうちはなかなか話す機会がつくれないようですね。

 次に、「親の介護が必要になった場合、在宅介護はできますか?」という質問に対し、55.5%が「できない」と回答。在宅介護できない理由については、「体力、気力ともに続かないと思うから」(50代男性/無職)、「家族が多いし、皆仕事をしているので昼間誰もいないから」(50代男性/自営業)、「家庭内での争いが常に発生してしまう恐れがあるため」(60代女性/パート)などの回答がありました。

 では、「親に老人ホームの入居を勧めようと思うタイミングを教えてください」(複数回答可)と質問したところ、最も多いのが「自宅での介護に限界を感じたとき」49.7%、以下、「親が自ら施設入所を志望したとき」46.0%、「親の病気(認知症含む)が進行したとき」34.6%、「医師はケアマネージャーなどの専門家から勧められたとき」27.7%、「仕事の関係等で親の面倒が見られなくなったとき」18.5%、「介護者が増えたとき」7.0%と続きました。

 多くの方が、自宅での介護に限界を感じたり、親の病気が進行したりするタイミングで老人ホームの入居を考えることがわかります。しかし、突然老人ホームを探さなければならなくなった場合、「老人ホームに入居する流れを知っていますか?」と質問したところ、7割上の人が「いいえ」(73.4%)と回答。いざとなったときに慌てたり混乱したりする人が多そうです。

 親がいればいずれはやってくる、避けては通れない“親の介護”問題。いざというときのため、親が元気なうちにしっかり親子で話し合い、早めに準備しておくことが大事です。
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