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2023.10.13
相談員ブログ

診療情報提供書・健康診断書について

【入居前に必須の提出書類】
老人ホームに入居するにあたり、事前情報として「診療情報提供書」と「健康診断書」が必要となります。
もしも、入居を急いでいる場合はかかりつけ医や、入院先の病院に即時提出しましょう。
書類の作成に1~2週間かかることが多いためです。
この書類を元に、施設の人が本人面談(実態調査、略して実調)を行います。
そして、この書類の内容次第では、入居の可否が判断される場合もありますが、そのくらい重要なものです。
施設によっては、診療情報提供書と健康診断書が一体となっているものもあったりします。
また、施設の定型書式ではなく、病院が作成している書式でも可能という場合もあります。
市町村によっては「共通診断書」というものがあり、どこの施設でもその診断書で良いとされているところもあります。

【診療情報提供書】
医師が別の医療機関に患者を紹介する際に書かれる書類を、診療情報提供書と言います。
かかりつけ医などが、他の医療機関(ホームの往診医)宛に本人の名前や生年月日、健康状態、診療中の内容、服用している薬などを記載します。
病院に入院中の場合は、医療ソーシャルワーカーに書類を提出すれば、医師に書いてもらうことができます。
診療情報提供書は医療保険の対象となるため、1割負担の方なら250円で作成してもらえます。

【健康診断書】
かかりつけ医或いは担当医に、健康診断書を作成してもらいます。
健康診断書の有効期限は一般的には3か月となっています。
健康状況の変化があるため、期限が切られているのです。
健康診断書の検査項目は下記のようなものです。
・血液検査・尿検査
・胸部レントゲン
・感染症の有無
健康診断書の作成に時間がかかるのは、感染症の検査結果に時間がかかることがあるためです。
健康診断書の作成費用は健康保険の適応外になるので、全額自己負担となります。
病院によって料金設定が異なりますが、検査項目の種類や数によって検査代がかかる場合もあるので、文書作成料と検査代で概ね1~2万円かかることが相場です。

【施設が注目していることは】
診療情報提供書で現状どのような医療行為があるのかや、介護介入ができる状態なのかを注目しています。
健康診断書では、感染症の有無が重要になってきます。感染症があり、他の入居者に感染させるリスクがある場合は、入居を断られることもあります。
しかし、感染症が発症している部位であったり、その方の身体状況によっては、入居を検討できることもあります。
例えば、感染症が確認されたのが尿で、その方が寝たきりであったなら、他の入居者に移す可能性は低いので、入居できると判断することなどあります。
しかし、検査したら今まで認識していなかった感染症が見つかる場合もありますので、注意が必要です。





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