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2023.10.31
相談員ブログ

ユニットケアについて

【ユニットケアとは】
特別養護老人ホームやグループホームで多く導入されているユニットケア。
2001年から本格的に始まったユニットケアは、10人以下の入居者を一つのユニットとして固定された入居者とスタッフで生活をするスタイルです。
在宅に近い住環境で、入居者の生活様式を守り、個別ケアを行うようにしています。
他の入居者との人間関係を築きながら日常生活を営めるようサポートする介護手法となっています。
ハードとしては中心にリビングがあり、それを囲むように個室があります。
個室があるため、リラックスして過ごせるだけではなく、着脱衣やおむつ交換も人目を気にする必要がありません。
また、扉を開ければリビングがあるため、顔なじみの入居者がいるので交流できたり、いつもケアしてくれるスタッフがいるので安心感があります。

【メリット】
・その人らしい生活を尊重することができる。
・家庭的な雰囲気の中で生活ができる。
・自分でできることはしてもらうので、残存機能の維持につながる。
・プライバシーが守られる。
・プライベートの時間も保たれる。
・個別ケアが受けられる。
・少人数なので目が行き届きやすい。
・スタッフとの信頼関係やコミュニケーションがとりやすい。
・個室なので家族が訪問しやすい。
・感染症などが発症しても個別対応しやすい。

【デメリット】
・小規模であるが故、入居者同士でトラブルになると、居づらくなる。
・集団であったり関係性が濃い環境が苦手な人には負担になる。
・個室なため、孤独感を感じる方もいる。
・スタッフが複数の仕事を同時に対応しなければならない場面もあり、スタッフがストレスに感じてしまうことがある。

【ユニットケアにふさわしい方】
ユニットケアでは認知症や介護度が重度な方がふさわしいと言えます。
認知症の方にとっては顔なじみのメンバーと暮らすことで落ち着きを得ることができますし、同じスタッフによる介護によって安心感も得られます。
また、寝たきりや身体的に行動範囲が狭くなっている方には、スタッフがいつも近くにいたり、リビングからひと気を感じたり、話し声が聞こえる環境だと、孤独感を和らげることにもなります。
一方で、自立度が高い方にとっては、コミュニティーが狭く感じて煩わしかったり、人間関係が密になることに居心地の悪さを感じられる方もあります。



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