老人ホーム相談プラザ｜養護老人ホーム　メリットとデメリット

養護老人ホーム　メリットとデメリット

【養護老人ホームとは】
養護老人ホームとは、生活することが困難で、経済的にも困窮している65歳以上の高齢者が対象者で、市区町村長に認められていることが入居条件となります。
その際、介護の必要がなく、病気などもなくサポート（食事提供や健康管理）さえあれば自立した生活が送れることが入居基準の一つとなります。
住む場所が無く、生活に困っている高齢者を一時的に受け入れているので、介護サービスや長期的な利用などは基本的に無い施設となります。
利用者が社会復帰することを目的とした施設ですから、介護のための施設ではないことを理解しておきましょう。
職員体制は、入居者15名に対して支援員が1名の割合で配置されています。
月額利用料は前年度の収入により決まりますが、特別な事情がある場合は減額や免除が認められます。
特別養護老人ホームと混同してしまう人もいますが、特別養護老人ホームは要介護3以上で介護保険サービスを受けられる施設です。
養護老人ホームは自立前提で介護サービスは受けられません。

【メリット】
・初期費用なく経済的困窮者でも利用しやすい金額。
・医療費や生活費、住居費が支援され、財政的負担が軽減される。
・職員は24時間配置になっているので、緊急時にも対応してもらえる。

【デメリット】
・入居の可否判断は市町村長が行うため、本人の希望が通るわけではない。
・介護が必要になった場合に退去を迫られる可能性がある。
・社会復帰のための施設なので、長期利用はできない。