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2023.12.20
相談員ブログ

MRSAについて

【MRSAとは】
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)感染症は人の皮膚や鼻の中、喉、腸管などに存在する常在菌「黄色ブドウ球菌」によって、幾つかの抗菌薬に耐性を示すMRSAの感染によって引き起こされます。
健康な人には害のない程度の細菌で、身の回りのどこにでもいる細菌なのですが、抵抗力が弱った人の身体に入ると、病気が悪化します。
抗生剤を使い過ぎたことで出現した細菌ですが、多くの種類の抗菌薬が効かないため、治療が進まずに重症化するケースがあります。
MRSAがいるから治療するということは適切ではなく、MRSAによる感染症が見られた時に治療することが大切です。

【MRSAが原因の病気と症状】
MRSAにより感染症を発症した際に、以下のような病気になる可能性があり、感染箇所により様々な症状が見られます。
・肺炎
発熱、咳、痰、頻脈、早い呼吸、食欲低下、活気の低下など
・敗血症
発熱、頻脈、早い呼吸など
・感染症心内膜炎
発熱、全身倦怠感、関節痛、体重減少など
・骨髄苑
発熱や痛み、膿が溜まり神経が圧迫された場合は手足の麻痺が見られる
・腹膜炎
激しい腹痛やお腹の張り、発熱、吐き気、嘔吐、頻脈など
・髄膜炎
発熱や頭痛、嘔吐、頂部硬直など

【MRSAが原因の病気と症状】
MRSAにより感染症を発症した際に、以下のような病気になる可能性があり、感染箇所により様々な症状が見られます。
・肺炎
発熱、咳、痰、頻脈、早い呼吸、食欲低下、活気の低下など
・敗血症
発熱、頻脈、早い呼吸など
・感染症心内膜炎
発熱、全身倦怠感、関節痛、体重減少など
・骨髄苑
発熱や痛み、膿が溜まり神経が圧迫された場合は手足の麻痺が見られる
・腹膜炎
激しい腹痛やお腹の張り、発熱、吐き気、嘔吐、頻脈など
・髄膜炎
発熱や頭痛、嘔吐、頂部硬直など

【老人ホームでのMRSAの対応】
介護施設はMRSAにとっては蔓延するのに格好の場所となってしまいます。
人と人との距離が近く、入居者には疾患を持った人が多く含まれていたり、抵抗力の低下している人もいるからです。
また、褥瘡などの傷口があったり、カテーテルなどを使用しているとそこからの侵入が容易となるのです。
これらはMRSAの感染リスクを高め、施設内での蔓延を招きかねません。
高齢者施設では対策として、下記のようなことを心掛けています。
・介護時の注意点
感染者の直接介助を行う際にはプラスチック手袋やエプロンを着用し、対応前後は速乾性アルコールで消毒を行います。
MRSAは分泌物や排泄物に含まれることも多いので、使用したおむつや清拭布の処置や廃棄に気を付けます。
・清掃・消毒
ドアノブ・手すりなど手が触れる場所の清掃や消毒を行い、館内での感染を防ぎます。
・職員や来訪者の健康管理
職員や来訪者によるインフルエンザなどが原因で、MRSA保菌者が肺炎の合併や悪化を生じることがあるので、健康状態の確認が必要です。



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