1. 老人ホーム相談プラザトップ
  2. お知らせ
  3. 脊椎圧迫骨折について
2024.02.14
相談員ブログ

脊椎圧迫骨折について

【脊椎圧迫骨折とは】
脊椎とはいわゆる背骨を構成する一つひとつの骨のことです。
背骨は7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎、5個の仙椎がひと固まりになった仙骨、そして3個の尾椎から成り立っていて、身体の中でも長い部位を占める骨です。
脊椎圧迫骨折は胸椎・腰椎の圧迫骨折を含んでいて、背骨が何らかの圧力でつぶれて変形した状態です。
高齢者に多い圧迫骨折は胸椎と腰椎の境目の部分になります。
圧迫骨折は背骨が潰れることで、背が縮んだり、背中が丸くなり、バランスが悪くなって、転倒しやすくなります。
このような負のスパイラルに陥ると寝たきりにもなってしまう可能性もあるので、注意しなければなりません。

【脊椎圧迫骨折の原因】
原因としては主に3つがあげられます。
・骨粗鬆症
加齢や生活習慣などにより、骨密度が低下して弱くなり、骨折しやすくなっているため、わずかな力が加わることでも、骨折につながってしまいます。
女性に多く発症しますが、骨粗鬆症は閉経後のホルモンバランスも影響していると考えられています。
・外傷
交通事故や落下・転倒などによる、強い外力によって脊椎に圧がかかり、骨折を起こします。
・病的椎体骨折
転移性骨腫傷など

【脊椎圧迫骨折で生活に支障が出ること】
脊椎圧迫骨折は、病状の悪化や後遺症を残す原因になることがあります。
・肺活量の減少
背中が丸くなることで胸を圧迫し、肺活量が減ります。
・内臓の病気を誘発
胃が圧迫されるので食欲が低下したり、逆流性食道炎などにつながっていきます。
・筋力の低下
上記のようなことが起こることで、日々の活動量が減少し、筋力が低下してしまい、最終的には寝たきりになるリスクが高まります。

【脊椎圧迫骨折の予防】
最も気を付けなければならないのが、骨粗鬆症の予防です。
・日ごろから適度な運動を行いましょう
・乳製品など、骨を形成するカルシウム摂取を心掛けましょう
また、鮭やイワシなどの魚類やキノコ類などに含まれるビタミンDは、カルシウムの吸収を助けます。
太陽光もビタミンDを作り出すので、日光浴もおすすめです。

  1. 老人ホーム相談プラザトップ
  2. お知らせ
  3. 脊椎圧迫骨折について
お気軽に相談員にお尋ねください