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2024.03.14
ニュース

小規模多機能型居宅介護について

【小規模多機能型居宅介護とは】
小規模多機能型居宅介護は略して小多機(※以下、小多機と記載)と呼ばれます。
ひとつの事業所で、「訪問介護」「通い」「泊り」という3つのサービスを組み合わせて提供します。
介護度が上がっても、できる限り住み慣れた地域で生活を送れることを目指して、2006年の4月に介護保険制度改定で新設された地域密着型サービスです。
介護サービスは利用するにあたって、それぞれの事業所を探して依頼したり、それぞれの違うスタッフとコミュニケーションを取るという不便さがあります。
これに対して小多機では、24時間365日体制で同一事業所内のスタッフが「訪問」「通い」「泊り」のサービスを提供します。
それゆえに、柔軟なサービスを提供することができるのです。
小多機にはケアマネジャーもいますので、利用者の日常の様子を良く確認したうえで、ケアプランを作成してもらえます。

【小規模多機能型居宅介護の提供するサービスと他の事業所との違い】
[ショートステイとの違い]
小多機の泊り
・必要なタイミングや急な泊りでもフレキシブルに利用可能。
・通いなれた場所に泊まることができる。
ショートステイ(短期入所生活介護)
・事前予約が必須。予約が希望通り取りにくいこともある。
・急な予定変更に対応しずらい。

[デイサービスとの違い]
小多機の通い
・必要な時だけ行ける。
・必要なサービスだけ受けられる(入浴のみなど)。
デイサービス
・事前に決めた日に通う。
・決められたプログラムにそったサービスを受ける。

[ホームヘルプとの違い]
小多機の訪問介護
・必要に応じて、数分程度の短時間利用も可能。
・夜間でも緊急時でも対応が可能。
ホームヘルプ
・既定のサービスにそった介護を提供。
・事前に決めてある時間に訪問。

【小規模多機能型居宅介護のメリットとデメリット】
[メリット]
・時間の制限なくサービスを利用できる
一般の介護サービスでは事前に決められたスケジュールで実施しますが、小多機ではその方に応じた利用が可能です。
ですので、夜間の対応や短時間利用でも、必要に合わせて介護サービスが提供されます。
・定額で料金が明確
小多機の利用料は1か月あたりの定額制で、回数や時間に応じて料金がかさむわけではありません。
要介護度や自己負担割合により料金は異なり、食事代・宿泊費などは別途必要となります。
・柔軟な介護サービスを受けられる
利用者や家族の状況に合わせて、柔軟に対応します。
例えば、デイサービスの後にそのまま宿泊したり、朝に訪問介護を受けてそのままデイサービスに行くなどといった利用も可能なのです。
・少人数制
馴染みの利用者同士で楽しめたり、気心の知れたスタッフに寄り添った介護をしてもらえます。

[デメリット]
・別の介護サービスを併用できない
今まで利用していた馴染みの介護サービスやケアマネジャーとは解約して、小多機に集約しなければなりません。
また、部分的に他の事業所のサービスを利用することはできません。
・利用できる人数に制限がある
1日の通いは18人以下、泊りは9人以下と定員が決まっているため、希望どおりに利用できない場合もあります。

【看護小規模多機能型居宅介護について】
看護小規模多機能型居宅介護は略して看多機と呼ばれ、「訪問介護」「泊り」「通い」に加えて、「訪問看護」のサービスも組み合わせています。
介護と看護の一体的なサービスを受けられ、介護度の高い人や医療面でのサポートが必要な人でも在宅を基盤とした生活を送ることができます。
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