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2024.05.28
ニュース

老人性うつ病について

【老人性うつ病とは】
老人性うつ病は「老人性気分障害」とも呼ばれます。
うつ病は年齢を問わず誰もが発症する可能性のある病気です。
高齢になってから発症することは少なくなく、認知症と並んで高齢者に多い病気であります。
老人性うつ病は、一般的に65歳以上の人がうつ病を発症した時に表現される呼称ですが、意欲の低下や思考力の低下、抑うつ状態などで、日常生活に支障をきたすことがあります。

【老人性うつ病の症状】
老人性うつ病は若年層のうつ病とは違う特有の症状があります。
・心の不調より体の不調
頭痛、胃痛、息苦しさ、しびれ、食欲不振、不眠、めまいなど精神的な症状よりも体調不良を訴えるケースが多くあります。
検査をしても原因が究明できずに、精神科を受診してはじめてうつ病が判明するということがあります。

・思い込みによる不安
現実に無いことを事実だと思い込み、いつも落ち着かないなど、不安にさいなまれる緊張状態が見られることもあります。

・心気妄想
自分が重い病気にかかっているなど思い込んでしまいます。

・被害妄想
家族や社会から疎外されている、虐められていると思い込んでしまいます。

・罪業妄想
周囲の人に迷惑をかけていると思い、罪責の気持ちにかられます。

・貧困妄想
お金があっても「お金がなくて、もう生きていけないと」思い込んでしまいます。

・生きがいの喪失感
生きがいや、興味、喜びの喪失、楽しみが見いだせないなどの不安があります。

【老人性うつ病の原因】
初老期から老年期にかけて、以下のようなうつ病になりやすい因子が増えてきます。
・疾病の増加
加齢に伴い色々な病気になったり、それが慢性化しやすくなります。
高齢者に多い脳卒中やがん、パーキンソン病や糖尿病などが、うつ病を併発しやすく、うつ病の発症により持病の悪化という負のスパイラルに陥ることがあります。

・身体機能の低下
以前と比べて身体が動かなくなったり、疲労感を覚えやすくなったり、物覚えが悪くなるなど、身体機能の低下から来る不安がうつ病を引き起こすこともあります。

・喪失感
仕事を退職したり、知人や家族が亡くなったりして、喪失感を強く感じることがうつ病の引き金となることがあります。

・経済的不安
退職により収入が減ったり、病気の治療で多大な出費など経済的な不安がうつ状態になる要因にもなります。

【認知症との違い】
老人性うつ病は認知症と間違われることがあります。
うつ病が現れると、考えるのが億劫になったり、集中することができなくなるなど、認知症と似たような症状があったり、老人性うつ病と認知症を同時に発症することもあるため、見極めが困難ではあります。
老人性うつ病は何らかのきっかけがあるため、その原因を突き止められることがあります。
また、記憶障害が起こることがあっても、その自覚が本人自身にあり、それを訴えることもできます。
それに対して、認知症の場合は、発症のきっかけは明確ではなく、徐々に進行していくことが多いです。
そして、記憶障害に関しては、忘れているという自覚は無く、周囲がそれを伝えても理解できないのです。

【老人性うつ病の早期発見】
老人性うつ病は症状が現れていても、「年のせいだろう」と本人も家族も見過ごしてしまいがちです。
下記のような症状が見られたら、老人性うつ病を疑い、受診することをお勧めします。
・いつもできていたことができなくなる。
・会話が少なくなり、ボーっとして過ごしている時間が長い。
・趣味や関心事に対して興味が無くなった。
・体調不良があって検査しても原因が見つからない。
・死にたい気持ちをほのめかす。
今までと違う言動や生活の過ごし方に違和感を覚えたら、医療機関の受診をお勧めします。


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