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2024.08.05
相談員ブログ

バイタルサインとは

【バイタルサインとは】
介護施設では毎朝、バイタルチェックを行いバイタルサインを確認します。
バイタルサインとは「生命のサイン」のことですが、人間が生きていることを示す指標のことです。
主に「呼吸」「体温」「血圧」「脈拍」の4つの数値を測定しますが、医療現場では「意識レベル」「尿量」の2項目を加えて「バイタルサイン」と呼ぶ場合があります。
一般的には「バイタルを確認する」とか「バイタルが安定している」などという使われ方がされています。
バイタルチェックの目的は、利用者の状態が「正常基準から逸脱していないか」「その方の通常の測定値と比べて変化はないか」を確認することです。
測定時に異常値が見受けられた場合、速やかに適切な処置をとることで、状態変化や病気の早期発見、早期治療につなげることができます。
些細な変化が重大な病気の予兆になることもあるので、数値をさかのぼって確認できるように、介護記録に記載しておくことが大切です。
また、今までの測定値の推移を確認し、薬や運動量を見直すなどで、健康の維持に活用することもできます。
異常な数値が測定された場合には、その日に予定されている入浴や運動についても控えるなどの対応がなされます。

【呼吸測定】
呼吸の正常値・基準値は1分間に14~20回です。
呼吸数は呼息・吸息を1セットとして数え、脈拍測定と同時に行います。
安静にしている時に、胸やみぞおちの上下運動を数えますが、布団の上から観察したり、胸に手を置いて上下の動きを数えたりします。
呼吸が早い、浅い、苦しそう、ぜーぜー、ひゅーひゅーといった音や咳がないかも観察します。
酸素の循環を測る指標として、「呼吸回数」や「呼吸パターン」のほかに「SPO2」があります。
これは血中に酸素がどれだけ含まれているかを測るもので、この数値が95%を下回ると呼吸不全が疑われるので、注意が必要です。

[呼吸測定のポイント]
・回数、深さ、リズムなど、呼吸パターンに異常がないか確認します。
・胸部の動きが左右に違いがないか確認します。

【体温測定】
体温の正常値・基準値は36.0~36.9℃です。
しかしながら、体温は個人の活動量などで違いがあり、時間帯や直前の行動によっても数値が大きく変化します。
普段から把握しているその人の平熱と比較して高いようであれば発熱と見なします。

[検温のポイント]
・早朝から夕方にかけて体温は上昇するので、毎日同じ時間帯に同じ状態で測るようにします。
・直射日光を受けていたり、暖房や厚着によっても体温は変化するので、これらの影響を受けない環境下で検温し、室温は25℃を目安とします。
・運動や入浴、食事の直後は避け、30分ほど時間をあけて安静状態を保ってから測定します。

【脈拍測定】
脈拍数(心拍数)の正常値・基準値は、1分間に50~80回(高齢者の場合70回程度)です。
この目安に対して多ければ頻脈といって発熱や貧血、心不全などの可能性も考えられます。
反対に少ない場合は徐脈といい、病気であるか薬が効きすぎている可能性もあります。
また、リズムが一定でなく一拍飛ぶなど不安定な場合は、不整脈の状態です。

[脈拍測定のポイント]
・運動・食事・入浴・喫煙後30分以降に測定します。
・徐脈、頻脈、脈拍リズムの乱れがある場合は、心機能の異常や脱水症状を疑います。
・利用者の血圧が低く橈骨動脈(上腕)で脈拍が測れない場合は、総頸動脈(首)で測ります。

【血圧測定】
血圧の正常値・基準値は、収縮期が110~130㎜Hg未満、拡張期は60~90㎜Hg未満です。
血圧は心臓から血液が循環する際に血管壁にかかる圧力のことを指します。
血圧測定をすることで、心機能の変化や血液量の異常などを察知することができます。
数値が高いと高血圧と見なされますが、脳卒中や心臓病のリスクも高まるため、適切な対応が必要となります。

[血圧測定のポイント]
・室温は20℃以上に保ちます。
・リラックスした状態で座って行います。
・尿意や便意があると正確な血圧測定ができないため、必要であればトイレを済ませてから行います。
・毎日同じ時間帯・体勢・部位で測定します。
・運動・食事・入浴後は30分~1時間ほど経過してから測定します。
・血圧を測定する部位の位置は心臓と同じ高さにします。
・測定時は素肌か薄着の下着の上から行い、セーターなどは腕まくりせずに脱いで測定します。
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