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2025.05.22
相談員ブログ

薬について

【薬の類別】
薬は大きく分けて、「医療用医薬品」と「市販の医薬品(OTC医薬品)」の2種類に分類されます。

[医療用医薬品]
医療機関において、医師や歯科医師の処方により使用される薬です。
処方箋をもとに薬局で受け取ることができます。
患者一人ひとりの病状やけがの程度、体質などを考慮して、薬の種類・用量・組み合わせが決定される、いわばオーダーメイドの薬です。

[市販の医薬品(OTC医薬品)]
市販薬はOTC(Over The Counter:カウンター越しに販売される薬)とも呼ばれます。
薬局やドラッグストアで購入でき、医師や歯科医師の処方箋がなくても、薬剤師や登録販売者のアドバイスを受けながら購入可能です。
OTC医薬品は「要指導医薬品」と「一般医薬品」の2つに分類されます。

①要指導医薬品
医療用医薬品から市販薬へと移行したばかりの薬で、副作用などのリスクが未だ十分に把握されていないものです。
購入には、薬剤師からの体面による情報提供および指導が必要です。

②一般医薬品
一般医薬品は、以下の3種類に分類されます。
・第一医薬品
副作用や飲み合わせなどに関して特に注意が必要な薬です。
使用実績が少ないものも含まれます。
購入には薬剤師の説明が必須です。
・第二医薬品
副作用や相互作用に注意が必要な薬です。
薬剤師または登録販売者による説明は努力義務とされています。
・第三類医薬品
安全性は比較的高いものの、副作用などに関して一定の注意が必要な薬です。
薬剤師や登録販売者が対応しますが、購入時の説明は必須ではありません。

【薬の形状】
薬は、患部や服用方法に応じてさまざまな形状があります。

[内服液]
・錠剤
薬の成分を固めたものです。
胃で溶けるタイプと、口の中で溶けるタイプ(チュアプル錠)があります。
・カプセル錠
顆粒(かりゅう)を詰めたハードカプセルと、液体を詰めたソフトカプセルがあります。
・散剤・顆粒剤
散剤は粉末状、顆粒剤は粉状の薬です。
飲み込みにくい場合はオブラートに包んで服用します。
・内服液剤・シロップ剤
液体の飲み薬で、服用時に量を量るタイプと、1回分が1瓶に入った使い切りタイプがあります。

[外用薬]
・軟膏剤・クリーム剤・外用液剤
皮膚に塗布する薬で、患部の状態や症状に応じて使い分けます。
・点眼剤
目に使用する薬で、一般点な点眼薬のほか、抗菌点眼薬や人工涙液などがあります。
・点鼻薬
鼻に使用する薬で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状を和らげるために用いられます。
・坐剤
肛門から挿入する薬で、成分が直腸から速やかに吸収されるため、錠剤やカプセルよりも早く効果が現れます。
・貼付剤
皮膚に貼って使用する薬で、患部に直接作用するものや、有効成分を血流に乗せて全身に効果を及ぼすものがあります。

[注射剤]
・注射
薬を体内の組織や血管に直接投与する方法で、効果が最も早く現れます。
・点滴
高カロリー輸液などを静脈内に持続的に投与する方法で、主に栄養補給や水分補給を目的とします。

【服薬のタイミング】
薬によって服用のタイミングが異なるのは、薬の性質や効果が最も発揮されやすい時間と関係しています。
適切な時間に服用しないと、効果が弱まったり、副作用のリスクが高まることがあります。
・食前
食事の20分~30分前。胃の中に食物が入っていない状態で服用します。
血糖値の上昇を抑える薬、胃の働きを高める薬、胃の粘膜に直接作用する薬などが該当します。
・食間
食後2時間ぐらい経過した、胃が空の状態の時間帯です。
食事の影響を受けずに薬の吸収を高めたい場合に服用されます。
胃に食物が無い方が効果を発揮する薬などが該当します。
・食後
食事の後すぐ、胃に食物がある状態で服用します。
食物の消化を助ける薬、食物と一緒に吸収される薬、空腹時に服用すると胃を荒らしやすい薬などに適しています。
・就寝前
就寝20分から30分前に服用します。
睡眠中に効果が必要な薬(睡眠導入剤や喘息の発作を抑える薬、便通を促す薬など)に用いられます。
・頓服
必要に応じて、その都度服用する薬です。
頭痛や腹痛、吐き気、下痢などの一時的な症状を緩和する目的で使われます。
ただし、多くの薬には1日に服用できる最大量が定められているため、使用回数には注意が必要です。
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