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2025.06.06
相談員ブログ

白髪について

【白髪とは】
いつの間にか生えている白髪を見つけてショックを受ける方も多いでしょう。見た目年齢を上げてしまう白髪は、なぜ生えるのでしょうか。
実は、生まれたての髪はメラニン色素を含まないため、すべて白髪の状態です。
色素細胞(メラノサイト)が作り出したメラニン色素が、毛母細胞(髪のもとになる細胞)に取り込まれることで、髪に色がつくようになります。
ところが、何らかの原因で色素細胞がダメージを受けると、メラニンを生成できなくなり、白髪が生えてくるのです。

【白髪の原因】

・加齢
白髪の主な原因は加齢による老化現象です。年齢とともに色素細胞の働きが低下し、メラニンを生成できなくなります。個人差が大きく、若くても白髪が生える人もいれば、それなりの年齢でもあまり生えない人もいます。

・遺伝
親が白髪になりやすい体質の場合、子どもも同様の傾向を持つことがあります。まれに、先天的にメラニンが生成されにくい、または髪に取り込まれにくい体質の方もいます。

・ストレス
過剰なストレスは、交感神経を優位にし、血流やリンパの流れを悪化させます。また、活性酸素が増加し、毛母細胞や色素細胞を傷つけることで白髪の原因となります。

・栄養不足
髪の健康には、タンパク質、ミネラル、ビタミンなどの栄養素が欠かせません。偏食や無理なダイエットにより栄養が不足すると、メラニンの生成に必要な栄養も不足し、白髪が増える可能性があります。

・頭皮の血流不足
血行が悪くなると、毛根に必要な栄養が届きにくくなります。血行不良は運動不足やストレス、また加齢による毛細血管の衰えが原因となることもあります。

・紫外線
紫外線により頭皮がダメージを受けると、活性酸素が増加し、細胞や遺伝子が正常に働きにくくなります。その結果、毛母細胞の機能が低下し、白髪が生えやすくなります。

・睡眠不足
睡眠中には、メラトニンなどのホルモンの働きにより、細胞の修復や成長が促されます。睡眠不足が続くと細胞機能が低下し、白髪の原因になる可能性があります。

【白髪の生える場所と原因】
・頭頂部・前髪
紫外線の影響を受けやすい部位です。活性酸素が発生し、色素細胞がダメージを受けやすく、白髪が生えやすくなります。

・分け目
頭皮が露出しやすく、紫外線の影響を受けやすい部位です。また、長年同じ分け目にしていると、局所的な血行不良が生じて白髪の原因になることもあります。

・生え際・こめかみ
強く引っ張るような髪型を続けたり、眼精疲労によって血流が悪化すると、栄養が届きにくくなり、白髪が生えやすくなります。

・側頭部
白髪が出やすい部位の一つで、鉄・亜鉛・ビタミンの不足や血行不良が関係していることがあります。また、歯のくいしばりにより側頭筋が緊張し、血流が滞ることも原因になります。

・後頭部
ストレスの影響が出やすい部位です。ストレスで交感神経が優位になると、血流が悪化し、白髪が生えることがあります。

【白髪の予防】
・睡眠と休息
十分な睡眠をとることで、成長ホルモンの分泌が促され、毛根の細胞の修復や再生がスムーズになります。

・ストレス管理
ストレスは血行を悪化させ、ホルモンバランスを乱します。深呼吸、瞑想、趣味などでリラックスを心がけましょう。

・栄養バランスのとれた食事
ビタミンB群、鉄分、亜鉛などの栄養素は色素細胞の働きをサポートします。野菜や魚介類、ナッツなどを積極的に摂取しましょう。

・頭皮マッサージ
頭皮の血流を促すことで、毛根への栄養供給がスムーズになり、白髪予防に役立ちます。

・紫外線対策
帽子や日傘を活用し、頭皮を紫外線から守りましょう。紫外線は老化や白髪の原因になります。
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