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2025.07.18
相談員ブログ

がんについて

【がんとは】
がんは、体内の細胞の遺伝子に傷がつき、異常な細胞(がん細胞)が制御されず増殖し続ける病気です。健康な細胞は寿命を迎えると自然に死に、新しい細胞に置き換わります。しかし、がん細胞はこの仕組みが壊れており、死なずに増殖を続けます。
やがて腫瘍(悪性腫瘍)を形成し、周囲の組織へ広がったり、血液やリンパの流れに乗って他の臓器に転移する特徴があります。

【がんの原因】
①加齢
年齢を重ねることで、細胞分裂時に遺伝子の傷が蓄積しやすくなり、がんの発生リスクが高まります。

②生活習慣
「喫煙」「飲酒」「食事」「運動不足・肥満」いずれもががんのリスク因子として科学的に証明されています。
・喫煙:肺がんだけでなく、口腔・咽頭・食道・膀胱など多くのがんのリスクを高めます。
・飲酒:アルコール摂取は口や喉、肝臓のがんと関連しています。
・食事:塩分のとりすぎ、野菜や果物不足、加工肉や赤肉の過剰摂取などもリスクとなります。
・運動不足・肥満:大腸がん・乳がん・子宮体がんなどに関係します。

③感染症
ウイルスや細菌の感染が一部のがんの発生に関与します。
・ヘリコバクター・ピロリ菌→胃がんの要因
・B型・C型肝炎ウイルス→肝臓がんの要因
・ヒトパピローマウイルス(HPV)→子宮頸がんの要因

④遺伝的要因
一部のがんには遺伝的な素因が関与しますが、多くは生活習慣や環境要因が主な原因です。

【がんのステージ(病期)】
がんには「ステージ(病期)」があります。この分類によって治療法や予後(回復の見込み)が大きく変わります。
・ステージ0:がん細胞が上皮内にとどまり、リンパ節や多臓器への転移はありません。
・ステージⅠ:がんが周囲組織にまだ広がっておらず、リンパ節転移もありません。
・ステージⅡ:がんがやや進行し、周囲組織や近隣リンパ節に転移の可能性があります。
・ステージⅢ:腫瘍がさらに浸潤、または複数のリンパ節に転移しています。
・ステージⅣ:がんが他の臓器(肝臓・肺・骨など)に転移しています。
ステージが進むほど生存率が低下し、治療の難易度が上がります。

【がんの主な治療法】
がんの治療は、種類やステージ、患者の体力や希望に応じて選ばれます。主な治療法は以下の通りです。
・手術療法:がんを物理的に取り除く方法。特に早期がんで多く実施されます。
・放射線療法:放射線を用いてがん細胞を狙い撃ちします。手術が難しい部位にも利用されます。
・薬物療法(抗がん剤・分子標的治療):全身に作用する薬(抗がん剤や分子標的薬)でがん細胞の増殖を抑えます。
・免疫療法:体の免疫機能を活性化させてがん細胞を攻撃する治療法で、近年は免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボなど)が注目されています。
※がんの性質に応じ、複数の治療を組み合わせる「集学的治療」が多くのがんで標準的となっています。

【早期発見の重要性】
がんは早期に発見し治療することで、治療や生存率の可能性が高まります。そのためにも定期的ながん検診が重要です。胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮頸がんの検診は、国や自治体で推奨されています。
40歳以上の方は、これらの検診を定期的に受けることが勧められています。

【日本におけるがんの傾向】
最新統計に基づき、2020年の新規罹患数、2023年の死亡者数、男女別順位、生涯罹患リスクは次のようになります。
・男性の罹患数トップ5:前立腺・大腸・肺・胃・肝臓
・女性の罹患数トップ5:乳房・大腸・肺・胃・子宮
・男性の死亡数トップ5:肺・大腸・胃・膵臓・肝臓
・女性の死亡数トップ5:大腸・肺・膵臓・乳がん・胃
・2023年のがん死亡者数:38万2504人(男性22万1360人、女性16万1144人)
・生涯罹患リスク:・男性:62.1%、、女性:48.9%
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