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2025.08.28
相談員ブログ

かかりつけ医機能報告制度について

【かかりつけ医機能報告制度とは】
「かかりつけ医」とは、体の調子が悪いときや健康について相談したいとき、最初に相談できる身近なお医者さんのことです。主に診療所やクリニックの先生がこれにあたります。
かかりつけ医機能報告制度は、全国の病院や診療所が「自分たちの医療機関として、どんな診療やサービスを提供できるか」といった情報を都道府県に報告し、その情報を地域で共有・公開する新しい仕組みです。2025年4月から本格的にスタートしました。

【この制度の目的】
この制度には、主に以下の3つの目的があります。
・地域医療の充実
地域必要とされる「かかりつけ医」の機能を明確にし、その充実・強化を図ること。
・適切な医療機関選び
医療機関が持つ機能や診療内容が住民にわかりやすくなることで、自分に合った医療機関を選びやすくなること。
・地域医療体制の構築
地域全体の医療体制を把握し、不足している機能を補うための話し合いを行う土台をつくること。

【報告の内容と流れ】
病院や診療所は、特定機能病院や歯科診療所を除き、毎年、都道府県に以下の情報を報告します。
・自院がどのようなかかりつけ医機能をもっているか
・どの診療科目や医療サービスに対応できるか
・在宅医療や地域の連携の体制はどうか
都道府県は、集まった情報を整理して地域住民に公開します。これにより、住民は自分に合った医療機関がどこにあるのか、どんな医師がいるのかを知ることかを知ることができます。
さらに、この報告内容をもとに、地域医療の関係者や自治体が、「この地域にはどのような機能が不足しているのか」「その不足をいかに補うのか」を検討し、住民が医療を受けやすい環境づくりを進めます。

【報告される「かかりつけ医機能】
かかりつけ医機能は、主に2つの役割に分けて報告されます。
①1号機能
普段の風邪や生活習慣病(高血圧や糖尿病など)の診療、健康相談など、身近な医療を総合的に行う機能です。
②2号機能
1号機能を持つ医療機関が追加で持つ機能で、時間外診療や在宅医療、介護事業者との連携、入退院時の支援など、より幅広いサポート体制を指します。

【利用者・住民にとってのメリット】
この制度により、利用者や住民は以下のメリットを享受できます。
・情報へのアクセス
自分が住んでいる地域で、どんな診療が受けられるのか、夜間や休日にどこで診てもらえるか」といった情報が分かりやすくなり、適切な医療機関にスムーズにアクセスできます。
・切れ目のないサポート
医療機関同士や介護事業所との連携が促進されることで、より継続的で質の高いサポートを受けられるようになります。

【医療機関側の役割】
医療機関は、以下の項目について正確な情報を報告することが求められます。
・提供できる診療機能や対応可能な疾患
・診療体制
・研修修了者の有無
・在宅医療の状況
・地域連携の体制
報告された内容は、国や都道府県のシステムを通じて住民にも公表されるため、情報の充実と透明性が重要視されます。

【まとめ】
かかりつけ医機能報告制度は、一人ひとりにあった医療を身近で受けられるように、医療機関の機能を「見える化」し、地域全体で医療の質を高めるための取り組みです。高齢化が進む日本社会において、この制度はますます重要になると考えられます。
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