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2026.03.19
相談員ブログ

バケットリストとは?人生で「やりたいこと」を書き出す意味と高齢期のメリット

【バケットリストとは何か】
「バケットリスト(Bucket List)」とは、人生の中で一度はやってみたいこと、実現しておきたいことを書きだしたリストのことです。
旅行に行く、会いたい人に会う、新しいことに挑戦するなど、人それぞれの願いを一覧にしたものを指します。
この言葉は、英語の“kick the bucket(バケツを蹴る)”が「亡くなる」ことを意味する慣用句が語源といわれています。そこから転じて「人生が終わるまでにやりたいことのリスト」という意味で使われるようになりました。
現在では、決して深刻なものではなく、「これからの人生を前向きに楽しむための目標・夢のリスト」として広く知られています。

【映画によって広まった言葉】
「バケットリスト」という言葉が世界的に知られるようになったきっかけは、2007年公開の映画『最高の人生の見つけ方(原題:The Bucket List)』です。
物語は、病院で同じ病室になった二人の男性が主人公。余命を宣告された彼らが、残された時間で「人生でやり残したこと」を書き出し、それを実現するために旅に出るストーリーです。
この映画の影響もあり、現在では「自分の人生を後悔なく、豊かに過ごすためのツール」として、世代を問わずに用いられています。

【人生の後半だからこと意味がある】
バケットリストというと、若い世代が夢や挑戦を書き出すものという印象を持つ人もいるかもしれません。しかし近年では、人生の後半をより豊かに、自分らしく過ごすための方法として注目されています。
年齢を重ねるにつれ、体力や生活環境の変化により「できること」は変わっていくものです。一方で、現役時代には忙しくて後回しにしていたことや、改めて挑戦したいことを考える時間が生まれる時期でもあります。
大切なのは、頭の中で思い浮かべるだけでなく、「具体的に書き出してみる」ことです。文字にすることで、自分が本当に大切にしたい価値観や、心の奥にある願いが明確になります。

【大きな夢でなくてもいい】
バケットリストと聞くと、世界一周旅行や大胆な挑戦を想像しがちですが、日常の中にある小さな希望でも十分です。むしろ、手の届く範囲の「楽しみ」をリストに加えることが、毎日を彩るコツになります。
たとえば、次のような内容です。
・昔住んでいた町を、もう一度ゆっくり歩いてみたい
・家族と賑やかに食事を楽しみたい
・疎遠になっていた旧友に連絡をとってみたい
・思い出の写真を整理して、一冊のアルバムにしたい
これらはすべて、立派な「人生のやりたいこと」です。高齢期においては、日常の延長線上にある願いの方が、実現の喜びを身近に感じられることも多いでしょう。

【家族にとっても大切な「心の地図」になる】
バケットリストは、本人だけでなく家族にとっても大きな意味を持ちます。
高齢になると、家族間の会話がどうしても「健康面」や「介護」の話題に偏りがちです。しかし、本人が「これから何をしたいのか」を知ることは、家族にとってその人を深く理解するための貴重な手がかりになります。
最近では、体調に配慮しながら外出をサポートするサービスも充実しています。ケアミックスが運営する「日本ツアーナースセンター」のように、看護師が同行して旅行を支援する仕組みを活用すれば、体調に不安がある方でも安心して夢を叶えることができます。
このように、バケットリストは「その人がどのような人生を歩み、何を愛してきたか」を共有する、家族の絆を深めることにもなるのです。

【これからの時間をどう過ごすか】
人生の後半では、つい「できなくなったこと」に目が向きがちです。しかし、視点を少し変えて「これから何をしたいのか」を考えることは、心の健康にもつながります。
バケットリストを作るのに、特別な準備や道具は必要ありません。お気に入りのノートに書き出したり、家族と会話しながらメモしたりするだけで十分です。
リストのすべてを実現する必要はありません。いくつもの願いに中で、たった一つでも叶えることができれば、それだけで人生の充足感は大きく変わります。
「これからどう過ごしたいのか」を見つめ直す、最初の一歩として、バケットリストを書き出してみませんか?
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