2018.09.10
介護ニュース
社会保障給付費、過去最高を更新
2016年度の社会保障給付費が過去最高を更新したというニュース。すでに大々的に報じられていますので、ここで今さら扱うこともないかな、と思いましたが、ちょっと気になる点もあったので一応取り上げておきます。社会保障給付金とは、年金、医療、介護など、税金や社会保険料を財源とする給付の合計で、急速な高齢化を背景に膨張を続けており、過去最高となった2016年度の社会保障給付金はじつに116兆9027億円。前年度から1兆5020億円、1.3%増えています。1人あたりに換算すると92万1000円で、こちらも過去最高となります。
その内訳は、年金(54兆3770億円/構成比46.5%)と医療(38兆3965円/構成比32.8%)の2つで全体の8割近くを占めており、続いて「福祉その他」が24兆1291億円で20.6%。「介護」の9兆60456億円も「福祉その他」に含まれます。
このうち、前年度からの伸び率が最も高かったのが、この「福祉その他」で、4.2%増だったのですが、じつは「介護」だけみると、2.1%とこれまでで最も低くなっているんです。
これは、健康な高齢者が増えて、1人あたりの給付費の伸びが抑えられていることもありますが、2015年度の改定で報酬が引き下げられたのも大きな要因と考えられます。
社会保障給付金は膨張し続けている中、「介護」にかかる費用は逆に抑えられている現状を、介護の現場ではどう考えているのか、多くの方々の意見を聞いてみたいものです。