2018.09.11
介護ニュース
介護職の大半が“自分の将来が不安”と回答
介護関係の仕事に就いている人たちの労働環境や待遇の悪さについてはこれまでも度々指摘されてきましたが、それを実際に働いている人たちの生の声で、如実に示す調査結果が発表されましたので紹介します。今月10日、介護職員の労働組合「UAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)」が、全国4302人の組合員を対象に行い、月給で働く2026人から有効回答を得た「就業意識実態調査」によると、今の仕事について、「働くうえで不満はあるか?」との問いに対し、じつに80.6%が「ある」と回答しました。
その理由として一番多かったのが「賃金が安い」で57.0%。また、「働くうえで不安がある」と答えた人も74.0%に及び、そのうちの52.7%が「自分の将来のこと」が不安だと答えています。
働くうえでの不満では、「賃金が安い」の次に多かったのが、「仕事量が多い」の39.9%。次いで「何年経っても賃金が上がらない」23.8%。「自分の将来のこと」以外の不安では、「適切にサービスができているか」36.7%、「サービスの方法などについて意見交換が不十分」18.0%となっています。
ちなみに、「介護業界の離職者を減らすためにどんな方法が考えられるか」との問いには、「賃金を高くする」と答えた人が77.8%と圧倒的に多かったそうです。さらに、有給休暇を「なかなか取れない」「まったく取れない」と答えた人が合わせて40.1%いたことも報告されています。
介護職員の賃上げについては政府でも議論がされているようですが、もはや議論している時間はないようで、一刻も早い実施が望まれます。さもないと、賃金の低さを理由に介護職を辞める人の増加に歯止めはかからないのではないでしょうか。