2019.01.31
介護ニュース
タニタ、「フレイル」状態を測定する機器を開発!
体が少し弱ってきているんだけど、早めに何かしらの対策をとれば、要介護になるまでは防げるのではないか、と思われる状態、つまり健康と要介護の中間のことを、「フレイル」と呼びます。健康を維持する目安として、5年前に日本老年医学会により提唱されました。この「フレイル」対策の強化に向け、厚労省では介護保険法や高齢者医療確保法など関連法の改正案を今年の通常国会に提出する意向である、という記事を当介護ニュースでも先日取り上げました。
ただ、そもそもの話になりますが、その人が「フレイル」状態にあるのかないのか、を判断するって、難しくないですか? と思っていたら、さすが、技術大国ニッポン。ちゃんと「フレイル」を測定する機器が開発されました、というニュースです。
開発したのは、健康機器メーカーの「タニタ」。メーカーなのにレシピ本や発行したり、社員食堂のメニューを一般の方にも提供する食堂を全国で展開したりもしている面白い会社です。ちなみに私はその「タニタ食堂」の1号店が丸の内にオープンした直後に取材し、実食もしたことがあります(ささやかな自慢)。
その「タニタ」が開発した機器は、「フレイル」の状態がどうかを判断するのに必要な筋肉の量や体のバランス感覚などを測ることができます。主に医療機関や公共施設での使用を想定しており、体重計のように機器に乗って、備え付けの持ち手を握ることで、足の裏や手のひらから微弱な電流を流す仕組み。これまでの機器では、測定後に医師などが計算して判断しなければならなかったが、今回開発された機器を使えば、より素早く「フレイル」かどうかがわかるそうです。
たとえば自立されている方と要介護の方が同居している介護施設などでこの機器を導入し、こまめに「フレイル」チェックを行っていれば、要介護になるまでの状態をかなりの割合で防げるのではないか、と思われます。介護施設の経営者や責任者の方はご検討されてみてはいかがでしょうか。