2019.04.23
介護ニュース
独り暮らしの高齢者、2040年には高齢者世帯の4割超え!?
独り暮らしの高齢者が増えています。といっても誰も驚かないどころか、逆に、高齢化社会なんだから当たり前だろう、と怒られそうですね。そういえば、「独居老人」なんて言葉もありました。なのでここでは1人暮らしをあえて“独り暮らし”と表記しますが、そんな独り暮らしの高齢者の増加ぶりを如実に示す数字が発表されたので、ちょっと紹介してみましょう。国立社会保障・人口問題研究所が昨19日に公表した「日本の世帯数の将来設計」によると、今から21年後の2040年には、世帯主が65歳以上の高齢者世帯が全世帯の44.2%まで増え、高齢者世帯に占める独り暮らしの割合は、40.0%まで上昇。高齢者人口のうち独り暮らしの割合は22.9%となり、最も高い東京都では29.2%に至る、とのこと。世帯数の2040年までの推計は今回が初めてだそうです。
つまり、世帯数でみれば高齢者世帯の4割が独り暮らし、人口でみても高齢者のうちの2~3割が独り暮らし、というのが日本の21年後の姿である、ということなんですねえ。日本は世界でも類を見ない超高齢社会会だそうですから、高齢者の数が今後もどんどん増えていくのはわかりますが、その中で独り暮らしもこれだけ増える、というのは衝撃です。その背景には高齢化の進行とともに、未婚の増加、もあるようです。
また、今回の推計では、2025年にはすべての都道府県で独り暮らしが最大の世帯類型となり、2040年の独り暮らしの高齢者世帯は、2015年の625万世帯から43.4%増えて896万世帯に。2040年の75歳以上の独り暮らし世帯は、2015年の337万世帯から52.1%増えて512万世帯にまで増える。という数字も出ています。
このように高齢者の単身世帯が増えると、訪問介護や困りごとの解消など在宅サービスのニーズも大きく拡大するとみられる一方、サービスを担う人材の確保もさらの難しくなると予想されますから、地域での生活をいかにして支えていくかが問われます。さまざまな種類がある介護サービスの中でも、在宅サービスに関わっておられる方々は、こうした状況をどうお考えなのか、ご意見伺いたいものです。