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2019.07.03
介護ニュース

女子高生が介護食を開発し、島根県の居宅介護事業所で実際に提供!

 女子高生と介護食。その両極端というか、まったくかけ離れたイメージの両者によるコラボレーションが面白いなあ、と思ったので取り上げてみました。

 介護施設への食事の提供を展開している「齋藤アルケン工業」(島根県浜田市)は、介護施設の毎日の食事に飽きてしまう悩みを解消するため、島根県立浜田水産高校食品流通科(島根県浜田市)の女子生徒とのコラボレーションにより新メニューを開発。6月26日に試作・試食会を行い、決定したメニューを7月3日、小規模多機能型居宅介護事業所「あいおいの家」(島根県浜田市相生町)で、実際に女子高生が調理し、高齢者の方々に提供しました。

 浜田高校食品流通科は、食の甲子園に出場したり、地元のグルメフェスタで受賞経験もあるという地元では結構知られた存在。そこの女子生徒たちが開発した新メニューは、浜田漁港で水揚げされたサバを使い、同科の生徒たちが実習でつくった缶詰を使用したもの。地産地消にも一役買っている、といえます。

 介護施設の入所されている高齢者の方々は、外出機会が少ないため、情報はテレビから、という方がほとんど。なので、「テレビでみる行列のできるお店の料理を食べてみたい」「原宿で流行っているあのパンケーキが食べたい」といった思いがあります。しかし、「普段の食事提供をしていると、介護施設の食事についての概念が抜けず、新しいメニューのアイディアが出てこない、という悩みがありました」とは、齋藤アルケン工業の担当者。そこで、テレビで見かけるような面白いメニューを開発するため、柔軟な発想を持ち、流行に敏感な女子高生と共同で開発を行うことになった、といいます。

 果たして、女子高生がつくった介護食とはどんなものか、興味が沸くとともに、こうした面白そうな取り組みは他でもどんどん広がってほしいですね。
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