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2019.09.26
介護ニュース

高齢者の人口、過去最多を更新、国民の7人の1人はお年寄り

 前回の当介護ニュースで「100歳以上の高齢者、初の7万人超え」という情報を取り上げましたが、その背景には当然、高齢者全体の人口が増えているという事実があります。ということで、敬老の日に発表された情報ですから少し掲載遅れましたが、最新の高齢者の人口推計です。

 敬老の日にちなんだ総務省の発表によると、15日時点の65歳以上の人口は、過去最多を更新して3588万人。総人口に占める割合も前年より0.3ポイント高い28.4%で、これまでで最も高くなりました。

 さらに、医療・介護の必要性が高まる75歳の人口も、15日時点で1848万人と、前年より53万人増えて過去最多を更新。総人口に占める割合は14.7%で、これまでで最も高く、およそ7人に1人が75歳以上のお年寄り、ということになります。

 75歳以上の人口は、2025年には2180万人、2035年には2260万人へ増加すると推計されていますが、2040年には2239万人にとどまるとの見込み。つまりピークは2035年頃のようです。それでも、75歳以上の総人口占める割合は継続して高まっていき、2025年には17.8%、2035年には19.6%、2040年には20.2%へ上昇するといわれています。

 総務省は今回、高齢者の就業についても最新の動向を報告しています。2018年の働く高齢者の人数は、前年から55万人増えて過去最多を更新する865万人。15年連続で増加しています。

 高齢者の就業率をみると、2018年は男性が33.2%、女性が17.4%で、いずれも7年連続の上昇。年齢階級別では、65~69歳が46.6%、70~74歳が30.2%、75歳以上が9.8%となっています。高齢者人口の増加に伴い、働く高齢者も増えていることがわかりますね。

 高齢者が働いている産業をみると、「卸売業・小売業」がトップで127万人。以下、「農業・林業」が107万人、「サービス業(医療・福祉を含まない)」が98万人、「製造業」が94万人と続きます。ちなみに「医療・福祉」は80万人で5番目。これは少し意外な気がしますが、まあ、今後は他産業よりも増えていくことは間違いないでしょう。高齢者でも働くのが当たり前の社会はもうすぐそこまで来ています。
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