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2019.09.30
介護ニュース

医療費、昨年度は42.6兆円で過去最高を更新

 急速な高齢化に伴い、過去最高を更新したもの、色々ありますね。当介護ニュースでもしばしば取り上げてきましたが、その中でもあまり好ましくないものの一つ、「医療費」の膨張が止まりません。

 厚労省は昨26日、昨年度の「概算医療費」が過去最高を更新した、と発表しました。その額、じつに42兆6000億円。天文学的な金額ですね。前年度と比べて約3000億円、0.8%増えました。

 「概算医療費」とは、病気や怪我の治療などにあたって医療機関に支払われた金額を集計したもの。労災や全額自己負担の治療費を含まない速報値で、確定値である国民医療費の約98%に相当します。と、わかったようなふりして書いてますが、速報値とか、確定値などという言葉が出てくると、ややこしいですね。まあ、概算、ですから、深く考えず、ざっくりと、国民が医療に使う金額だと思ってください。

 その国民1人あたりの医療費は前年度から4000円増の33万7000円。年齢別にみると、75歳未満が22万2000円、対して75歳以上は93万9000円。75歳を境目とすると、なんと4倍以上の格差があるんですねえ。高齢になればなるほど医療費がかさむのは仕方がないにしても、これはあんまり……という気がしないでもないですね。

 こうした医療費の膨張について、厚労省の担当者は「高齢化や医療の高度化などの影響」と分析しており、今後も膨張は続く見通し。今後ますます給付と負担のあり方が問われそうですが、皆さんはどう思いますか?
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