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2019.10.07
介護ニュース

厚労省、高所得世帯の介護負担を引き上げへ、月額2~3倍に

 高齢化に伴い膨張し続ける社会保障費。政府はこの10月からはじまった消費税10%アップによる増収分で賄うつもりのようですが、それでも足りない、どころか、焼け石に水、といった厳しい声もちらほら聞かれるほど、厳しい状況は依然として続いていくと思われます。

 そんな中、厚労省は昨5日、主に65歳以上の高所得世帯を対象に、介護保険サービスを受ける際の自己負担の月額上限を引き上げる方針を固めました。

 現在の月額上限は、低収入の世帯を除くと4万4400円。これを年収約770万円以上の世帯は9万3000円に、約1160万円以上の世帯は14万100円に増やします。2012年度にも政令改正して導入予定。介護保険制度を維持するため、比較的余裕がある高齢者に相応の負担を求める、ということです。

 介護サービスを利用した人の自己負担は、皆さんご存知の通り、1~3割、ですが、利用者の負担が過重にならないよう「高額介護サービス費」という仕組みがあり、月ごとの自己負担額に上限があります。この月額上限を、高齢者世帯で引き上げよう、というのが今回の施策ですが、いっそのこと、上限とはいわず、自己負担額そのものを引き上げる、ぐらいの大胆な施策も必要なのではないか、と個人的には思いますが、皆さんはどうお考えですか?
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