2019.10.24
介護ニュース
高齢者の事故の8割が“転倒”、救急搬送も年々増加、東京消防庁が注意を喚起
歳を重ねるにつれ、次第に身体が思うように動かなくなってくるのが高齢者。思うように動かない身体は、転んで怪我をしやすくなります。ということで、高齢者の日常生活における事故の8割が“転倒”、というデータを東京消防庁が発表。引き続き周囲の気配り、サポートが欠かせない、と、改めて注意を喚起しています。もう少し詳しくみてみましょう。東京消防庁館内で、2014年から2018年までの5年間に生活中の事故によって救急搬送された高齢者の数は、およそ36.5万人。その中で最多の“転倒”は、じつに全体の81.7%を占めています。しかもその数は年々増加。2018年には5万8368人が救急搬送されました。
そのうちの約4割は、搬送後に入院する必要がある中等症以上と診断されており、中等症以上の割合も年齢が高くなるにつれて上昇。転倒事故の発生場所は、自宅などの住まいが最も多く、全体の56.2%。とくに居室・寝室が目立ちますが、玄関・勝手口や廊下、トイレなどで起きるケースも少なくないといいます。ちなみに道路・交通施設は34.5%。
その他、階段などから落ちる、食事や服薬の際に喉を詰まらせる、風呂で溺れる、などの事故により、2018年までの5年間に東京消防庁管内で5万1517人が救急搬送された、との報告が。そのうえで、「本人だけでなく家族や地域で事故について考えることが重要」とし、改めて「加齢に伴う身体機能の変化や事故の傾向について知り、事前の防止対策を」と、呼びかけています。
また、転倒事故の注意点としては、「立ち上がるときは近くのものにしっかりとつかまる」「着替えるときには無理して片足立ちせずに腰掛ける」などを例示し、周囲にも適切な配慮を促しています。皆さんも身内や周囲におられる高齢者の方々への配慮、気配り、サポートを何卒よろしくお願い申し上げます。