2019.11.06
介護ニュース
東京・町田市の社会福祉法人、高齢者の外出を電動カートで支援
東京都町田市の社会福祉法人が、電動カートを使って高齢者の外出を支援しよう、という試みをはじめました、というニュース。地域限定のローカルな情報ではありますが、町田には当サイトの運営会社であるケアミック株式会社の相談室もあるますので、我田引水かもしれませんが、ちょっと取り上げてみましょう。この試みをはじめたのは、社会福祉法人「悠々会」(陶山慎治理事長)。地域に住む高齢者の外出を支援するため、電動カートを活用した「鶴川団地活性化プロジェクト」なるものを立ち上げ、先月28日には本格スタートを前に団地内で記念式典と電動カートの試乗会を行いました。
同プロジェクトでは、鶴川団地(町田市鶴川2、5、6丁目)の入居者を対象とし、電動カートで団地周辺と商店街の間を無料で送迎。高齢者の外出増加につなげ、それに伴う商店街活性化、高齢者の運転免許返納促進による交通事故減少、電動車両使用による環境改善などを目指します。電動カートには企業団体名を掲示して協賛金を集め、運営にあてる、といいます。
同団地は入居から50年が経ち、住民の高齢化が進み、家から出ない住民も増えていることから、陶山理事長や市社会福祉協議会、自治体、カート走行運営会社などが、約3年前から国土交通省や地域のバス会社などと相談しながら検討してきたそうです。これを先例として、こうした動きが他の団地や地域でもどんどん広がっていけばいいですね。