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2019.11.28
介護ニュース

厚労省、介護の事務負担の軽減に向け、Web入力や電子申請など新システム構築

 介護の現場って、意外というか、想像以上に、「事務」仕事が多いんですよね。知っている人は知っているはずですが。この「事務」仕事が負担になっているという介護の現場の声を受け、厚生労働省では、介護の現場を悩ませている「事務」負担の大幅な削減に向け、新たなシステムの構築に取りかかることに決めた、そうです。

 たとえば、事業所の指定・更新の申請や報酬請求に伴う届け出などを標準化し、一括してブラウザで行える効率的な環境の整備を目指す、といったことで、来年度までに大枠の設計を固め、2022年度にも稼働できるよう準備を進めていく、といいます。

 目指しているのは、大多数の手続きをWeb入力、電子申請のみで済ませられる仕組みの確立。そのため、「介護サービス情報公表システム」の機能を拡充する形を想定。これは既存の基盤を応用した方が、一から開発するより安くて早い、という判断からとのことですが、詳細は今後の議論に委ねられており、技術的な課題の検証や自治体との調整などもこれから。実際にどこまで実現できるのか、現段階では不透明な部分も多い、といいますから、期待しつつ見守りましょう。

 「できるだけ多くの手続きを新たなシステムで行えるようにし、現場の負担軽減につなげていきたい。なるべく早く良い仕組みをつくれるよう具体的な検討を進めていく」とは、厚労省の担当者。厚労省ではこの他、事業所に保管すべき書類を電子化する手法もあわせて検討していく方針だとか。はてさて、介護の現場もペーパーレス時代が幕を開けるのはいつの日やら。
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