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2020.01.15
介護ニュース

所得により喫煙や検診に差が出る“健康格差”、依然解消されず

 厚生労働省が昨14日公表した、2018年の国民健康・栄養調査の結果によると、所得が200万円未満の世帯は600万円以上の世帯と比べ、習慣的にタバコを吸っている人、検診を受けていない人、歯の本数が20歯未満の人、の割合が高いことが明らかとなりました。逆に、歩数の平均値は、所得の低い人のほうが少なくなっていました。

 同調査は2018年11月に実施され、全国の5032世帯を対象とし、そのうちの65%にあたる3268世帯から有効な回答を得たもの。 喫煙では、習慣となっている男性は所得600万円以上が27.3%だったのに対し、200万円未満が34.3%。女性は600万円以上が6.5%に対し、200万円未満は13.7%で、倍以上の開きがありました。

 検診を受けていない人の割合では、男性は600万円以上が16.7%に対し、200万円未満は40.7%。女性は600万円以上が6.5%、200万円未満が4.1%。さらに大きな格差がみられました。

「健康寿命の延伸に向けて“健康格差”を無くしていきたい。今回の調査結果を今後の施策に活かしていく」とは厚労省の担当者。もっとも、この結果だけをみて、所得が多いほど健康で、所得が少ない人は不健康、だとは言えないと個人的には思います。げんに今回の調査では、生活習慣病のリスクを高めてしまう量のお酒を飲んでいる人の割合が、高所得の人ほど高い傾向にあることもわかっています。しかし、所得が多い人ほど、健康に気を使っている、という傾向があることはどうやら間違いではなさそうです。皆さんはいかがですか?所得の多い少ないにとらわれず、健康には気をつけていきましょう。
所得により喫煙や検診に差が出る“健康格差”、依然解消されず

 厚生労働省が昨14日公表した、2018年の国民健康・栄養調査の結果によると、所得が200万円未満の世帯は600万円以上の世帯と比べ、習慣的にタバコを吸っている人、検診を受けていない人、歯の本数が20歯未満の人、の割合が高いことが明らかとなりました。逆に、歩数の平均値は、所得の低い人のほうが少なくなっていました。

 同調査は2018年11月に実施され、全国の5032世帯を対象とし、そのうちの65%にあたる3268世帯から有効な回答を得たもの。 喫煙では、習慣となっている男性は所得600万円以上が27.3%だったのに対し、200万円未満が34.3%。女性は600万円以上が6.5%に対し、200万円未満は13.7%で、倍以上の開きがありました。

 検診を受けていない人の割合では、男性は600万円以上が16.7%に対し、200万円未満は40.7%。女性は600万円以上が6.5%、200万円未満が4.1%。さらに大きな格差がみられました。

「健康寿命の延伸に向けて“健康格差”を無くしていきたい。今回の調査結果を今後の施策に活かしていく」とは厚労省の担当者。もっとも、この結果だけをみて、所得が多いほど健康で、所得が少ない人は不健康、だとは言えないと個人的には思います。げんに今回の調査では、生活習慣病のリスクを高めてしまう量のお酒を飲んでいる人の割合が、高所得の人ほど高い傾向にあることもわかっています。しかし、所得が多い人ほど、健康に気を使っている、という傾向があることはどうやら間違いではなさそうです。皆さんはいかがですか?所得の多い少ないにとらわれず、健康には気をつけていきましょう。
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