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2020.04.23
介護ニュース

後期高齢者医療制度の保険料が大幅増、平均月6397円に

 75歳以上の人が加入する後期高齢者医療制度の保険料は、2年に1度のサイクルで都道府県ごとに見直されます。見直す、ということは、その度に上げていく、ということでしょうね。なにしろ後期高齢者の人口はどんどん増えていくわけですから。と、思っていたら、やっぱりそうでした、という情報です。

 厚生労働省はこのほど、2020年度と2021年度の後期高齢者医療保険制度の保険料の見込額を公表しました。それによると、1人あたりの保険料は全国平均で月学6397円。2018・19年度から439円、7.4%の大幅増となり、初めて6000円を超えました。年間の平均額は7万6764円で、同じく5272円の増加です。

 といっても、保険料は都道府県ごとに異なるので、いまいちピンと来ない、という方のために、都道府県ごとにみてみると、平均額が最も高いのは東京都の8421円。2018・19年度からは156円・13.2%増。最も低いのは秋田県の3944円。同459円・13.2%増。その差はじつに4477円もありますが、増加率だけみれば、地域格差はほんのちょっとですが縮まっているようです。

 では、ご自身がお住まいの県はどうか? と思われるでしょうが、ここで47都道府県すべての保険料を列挙するのは大変なのでやめときます。気になる方は厚労省のホームページでご確認ください。

 もっとも、今回の保険料大幅増は、1人あたりの医療費が伸びたこともありますが、主な要因としては、低所得者向けの特例的な軽減措置が縮小されることだそうなので、2012年以降もこのペースで増加していくとは限りません。でも、まあ、後期高齢者の人口が増えていくことは間違いないので、増加率はともかく、右肩上がりは変わらないでしょう。下流老人や貧困老人には厳しい時代が続きそうです。

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