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2020.04.27
介護ニュース

新型コロナで全国858のヶ所の通所系介護サービス事業所が休業

 介護事業所には様々な種類ある中で、とりわけ新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きいと思われるのが、通所介護事業所です。全国介護事業者連盟が公表した調査結果によると、政府が緊急事態宣言を出す前の3月末時点で、新型コロナによって経営面の影響を「受けている」と答えた通所介護事業所は82.0%に上っています。

 緊急事態宣言が出る前からこの有様ですから、緊急事態宣言が発令された4月7日以降は推して知るべきですが、では、実際に休業している介護サービス事業所は全国にどれくらいあるのでしょうか?

厚生労働省が24日に公表した最新の調査結果によると、今月20日時点で休業していた介護事業所は、通所・短期入所系で858ヶ所、訪問系で51ヶ所。前回調査の今月13日時点と比べ、通所・短期入所系は1.7倍、訪問系は2.3倍に増加しました。

 ただし、この調査は全国の自治体から寄せられた報告を集計したもので、それぞれのサービスの詳しい内訳は、「市町村などの事務負担を考慮し、今は詳細な報告まで把握していない」そうです。要するに、厚労省ではサービス内容の詳細を把握できていない、ということですから、実際の数字はさらに積み上がることも考えられます。

 休業の理由は、通所・短期入所系の843ヶ所、98.3%は感染防止のため。訪問系も49ヶ所、96.1%が同じ理由。「人手不足」を理由に休業したのは通所・短期入所系で13ヶ所、訪問系で2ヶ所でした。

 都道府県別にみると、通所・短期入所系の休業で最多は東京都で121ヶ所。以下、大阪府が72ヶ所、神奈川県69ヶ所、千葉県60ヶ所、埼玉県54ヶ所と続き、訪問系も同様に首都圏や都市部で多い結果となりました。

 ともあれ、とにかく一刻でも早い新型コロナ収束を祈ります。

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