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2018年02月22日

オリックスの高齢者の住まい 住宅型有料老人ホーム「グッドタイム リビング 町田中町」≪後編≫

5、6階は自分のスタイルで暮らしを楽しめるマイホーム型の“自立フロア”

 前編で1階のレストランやビューティサロン、クラブサロンを見せていただいたので、次は上の階へ。
 建物は鉄筋コンクリート造・地上6階建てで、5、6階は「自立生活を基本とし、プライバシーを重視される方のフロア」。2、3、4階は「日常的にスタッフの介助を必要とされる方のフロア」となっています。

 では5、6階の自立フロアから見ていきましょう。
 ここは自立した生活を送ることができるゲスト(同施設では入居者をこう呼びます)のための、自分のスタイルで暮らしを楽しめるマイホーム風の住空間です。

 部屋のタイプは結構細かく分かれていてさまざまありますが、大まかにいうと、約40㎡が11室、約30㎡が9室、(入居済みですが)約50㎡も1室あり、全部で21室。
 室内キッチンは2口IHヒーターに蛇口一体型浄水器、昇降式収納ラック、シンク下の扉はフラップイン式を採用。椅子に腰掛けての調理も可能です。
 室内浴室は寒い日の予備暖房もできる浴室暖房乾燥機を備え、冬場も暖かく快適な「ほっからり床」、手元のボタンを押すだけで吐水・止水が可能なエアインクリックシャワー、そして三面鏡付洗面化粧台、洗浄機能付トイレと、すべての設備が最先端。
 玄関扉もプライバシーを守り、防犯性にも配慮したダブルロックの採用や、来訪者を映像と音声で確認できるカメラ付きインターホンなど、マイホーム並みのセキュリティです。
 万一のときは緊急呼び出しボタンに加え、動きを一定時間感知しない場合は緊急事態とみなしてスタッフが部屋に伺い、ゲストの安全を確認する「生活サイクルセンサー」もあって安心です。

5,6階自立フロアの居室内
自立フロアの居室内トイレ

2、3、4階は最良のケアの快適性を備えた柔軟な対応が可能な介護フロア

 2、3、4階介護フロアは全57室。そのうち2階の9室はスペシャルケアフロアとなっており、常に見守りを必要とされる方のために専任のスタッフが24時間体制で常駐しています。

 このスペシャルケアフロアで注目すべきは、壁収納型介護リフト「Swing Lift CoCoRo」と、居室見守りシステム「Neos+Care(ネオスケア)」の導入です。
 ベッドからトイレや洗面台まで直接移動が可能なリフトは、使用しないときは壁にコンパクトに収納できて大変便利。360°の多関節自在アームでゲストを座ったままの姿勢で運びますから、持ち上げられる恐怖がありません。
 また、赤外線センサーを活用した居室見守りシステムは、センサーによってゲストの体勢の変化を検知し、リアルタイムで介護スタッフが携帯するモバイル端末に通知。映像はプライバシーに配慮したシルエット映像として記録され、随時確認可能です。
 いや~、介護補助機器って、どんどん進化しているんですねえ。重度の介助は必要な方は、そうした最先端の介護補助機器を活かした、最先端の介護がここにあります。

 介護フロアのスペシャルケアフロア以外の居室の設備ももちろん最先端。普通のベッドのように見えるパラマウント製の電動介護ベッド、車椅子での出入りもラクラクのゆったりトイレ、昇降式洗面台、たっぷり収納のクローゼット、もちろんベッドサイドには緊急呼び出しボタン付き。最良のケアと快適性を兼ね備えた住空間です。

 もう1つ、いいなあ、と思ったのが、各部屋の玄関横に設置された「メモリーBOX」。其々思い出や趣味の品などが飾られていて、ゲストの個性を表しています。表札だけの玄関よりもよっぽどいい雰囲気を廊下にも漂わせていて、これはアイディアですねえ。

2、3、4階は最良のケアの快適性を備えた柔軟な対応が可能な介護フロア
スペシャルケアフロアの壁収納型介護リフト
2、3、4階は最良のケアの快適性を備えた柔軟な対応が可能な介護フロア
2~4階介護フロアの廊下。

身体の状態に合わせて選べる個浴や機械浴、共同浴場

 そうそう、お風呂にも触れておかないと。同施設内のお風呂は3階にユニットバスとスライドインバスの個浴が2つ。
 スライドインバスは、浴槽をまたぐことができない方のため、座ったままで浴槽に入ることができます。また、4階の機械浴槽「カトレア」は、入浴用椅子に乗ったまま入浴できる介護浴槽です。
 この“座ったままの姿勢”で、というのがポイントで、その他のリフトもそうですが、同施設では、というよりは会社全体で、「持ち上げない介護」を目指しているといいます。体を横にして寝たままの姿勢で持ち上げられると、怖いですし、心理的に人間扱いされていないように感じることもありますからね。大事なことです。
 さらに、自立できる方にはひろくてゆったりお湯に疲れる共同浴場「湯処やまぼうし」が5階にあります。お風呂好きにとってもここは天国のようです。

 最後に、ゆったり寛げるリビングダイニングで、松嶋さんに改めてお話を伺いました。

「私たちが目指すのは、ご自宅におられるときと同じように、“お一人おひとりに寄り添う介護”です。施設側の都合を押し付けることなく、あくまでゲストに合わせ、ゲストの安心と賑わいのある暮らしを支えるために、全スタッフが協力し合う。そのためには、すべてのスタッフが“サービスのプロ”でなければならない、と考えています」

 ちなみにオリックス・リビングでは、介護スタッフことを「ケアアテンダント」と呼んでいます。それもサービスのプロであれ、という意識付けの1つでしょう。

 そして松嶋さんが、「いま私たち全員で勉強しているのがこれです」と言って見せてくれたのが、『「よくする介護」を実践するためのICFの理解と活用』という本。「ICF」は、「国際生活機能分類」の略で、簡単に言えば、生活機能と障害を判断するために分類を示したもの。詳細は難しいので省略しますが、こんな難しいことを勉強しているオリックス・リビングの皆さんの勉強熱心さに頭が下がります。

とまれ、同施設は住宅型老人ホームですから、最先端の設備やお洒落な雰囲気に目が行きがちですが、スタッフのサービスも介護付きの老人ホームに負けず劣らず、いや、むしろ凌駕するほどの手厚いサービスを受けられる「グッドタイム リビング 町田中町」で、文字通りGOODな時間を体感してみてください。

身体の状態に合わせて選べる個浴や機械浴、共同浴場
スライドインバス
身体の状態に合わせて選べる個浴や機械浴、共同浴場
グッドタイム・リビングの松島慶太さん

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