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2020年03月10日

住宅型有料老人ホーム「ウェルネスシップ三世」(三世株式会社)《後編》

明るく暖かみのあるエントランスや豪華なパーティールームなど充実の設備

 お探し介護ライターが実際に施設へ足を運んで、見て、聞いて、体験して、感じたままを報告する施設訪問レポート。住宅型有料老人ホーム「ウェルネスシップ三世」の後編です。


 横浜の風薫る丘に建つ「さんぜ」こと「ウェルネスシップ三世」。以下、略して、というよりは親しみを込めて、「さんぜ」と呼ばせていただきますが、その運営母体であり、提携医療機関でもある佐々木病院をはじめとする万全な医療体制により、「安心とやすらぎある暮らし」を提供する、まるで我が家のような“終の棲家”。それが「さんぜ」です。

 といったところまで前編でご紹介しましたが、まだ館内に入ってなかったので、ここから館内へ。フルフラットの正面玄関を入ってすぐは風除室。そこでインターフォンを押して訪問を告げ、扉を開けてもらって、エントランスホールへ足を踏み入れての第一印象は、明るくて、暖かい! 床や壁など全体的に暖色系の色調でまとめられているからでしょうが、南欧風の建物外観と同じく、館内も南欧の燦燦と降り注ぐ陽光を感じます。

 そのエントランスホールの左手、フロントの前にはソファが置かれたロビーもありまして、そこでは入居者の方々がのんびりと寛いでおられました。その表情を見ただけで、ここの居心地の良さが伺えます。

 エントランスホールの右手には理美容室「ポルト」。普通の美容室をそのまま持ってきたようなお洒落な空間です。その奥にある健康管理室では、ちょうど佐々木病院の佐々木啓吾院長が診察中でした。

 前編でも触れましたが、運営母体であり提携医療機関でもある佐々木病院からは、院長先生自ら週3回も往診に来られ、その場で看護師や理学療法士などに指示を出しますから、これはもう、施設にいながらにして病院にいるのと同じ医療を受けられる、といっても過言ではないでしょう。

 せっかくですから佐々木院長からもお話を伺いたかったのですが、忙しそうだったのでお顔の写真だけ撮らせてもらいました。佐々木院長、お忙しい中、ありがとうございました。

 後でスタッフに聞いたところ、佐々木院長は「さんぜ」について、ことあるごとに「何があっても診てあげる」と口癖のように言っておられるとか。いかに、「さんぜ」を大切に思っているか、がわかりますね。

 健康管理室の隣というか手前には、ホビールーム兼相談室。「さくら」「もみじ」と扉は2つありますが、中は仕切りを外してつなげることも可能。その奥にはパーティールーム「霧笛」があって、これが豪華。床は大理石、天井にシャンデリア、デッキテラスの眺めも良くて、パーティでもちょっとしたお茶会でも、優雅で贅沢な時間を過ごせそうです。

2~4階居室フロア
各居室の玄関に設置されているメモリーボックス
佐々木啓吾院長

板前出身の料理長が腕をふるうレストラン「赤レンガ」ではイベント満載!

 1階にはレストラン「赤レンガ」もあります。その入口横には、「日本全国名物料理めぐり」と題し、各地の名物料理を紹介する日本地図が張り出されていました。それらは入居者の出身地の名物料理を取り上げたものだそうで、実際に「赤レンガ」の料理長がそれらの名物料理(と同じような料理)を作って、イベントの日などに食べさせてくれるそうです。

 いいですよね、こうした取り組み。自分の出身地の名物料理が出れば懐かしいでしょうし、話も弾むことでしょう。そればかりではなく、他にもさまざまなイベントがあるようで、取材当日は、マグロのカマ焼きの日、ということで、マグロのかぶと焼きが登場! 残念ながら諸事情により試食はできませんでしたが、かぶと焼きは写真撮らせてもらいましたのでご覧ください。

 そんなイベント好きの料理長は、もともと日本食の板前さん。彼が4年ほど前にここ「赤レンガ」に来てから、食事のレベルが格段に上がり、入居者からの評判も上々だとか。

 普段の食事も、朝・昼・晩とも2種類から選択できて、塩分、タンパク、カリウム、アレルギー等への対応も可。刻み食、ミキサー食はもちろん、ソフト食も料金内で用意しますから、厨房はさぞかし大変だと思いますが、それでいて食事は美味しく、イベントも多い、というのは素晴らしい。そういうことならやっぱり試食させていただきたかったなあ、残念! 皆さんは是非、お食事付きの見学会でご体感ください。

 では、居室も見せてもらいましょう。2階、3階は1人部屋が全44室、4階は2人部屋のみ11室の合計55室。2人部屋が多いのは住宅型老人ホームならではですね。広さは1人部屋が18.00㎡。ほぼ1タイプと思っていいでしょう。居室付帯設備はベッド、シャワー付きトイレ、洗面台、エアコン、カーテン、テーブル、椅子、タンス、消灯台、ナースコール(2ヶ所)、収納など。暮らしやすさにこだわった、快適な住まいです。

 2人部屋は35.40~37.78㎡。こちらはモデルルームとともに、実際に入居者が入って生活されている部屋も特別に見せてもらいましたが、大変ゆったりと、いかにも居心地良さそうな部屋となっていまして、お住まいになっておられる方も満足そうでした。

 2階3階の居室フロアにはこちらも広々、ゆったりしたリビングダイニングがありまして、その一角には畳敷きに和室のスペースも。ここでお茶を嗜んだり、囲碁を打ったりもできます。

 居室フロアの廊下は濃い目の色のフローリングで、これもシックで落ち着いた雰囲気づくりに一役買っているようです。さらに、各居室の玄関には入居者の思い出の品々を飾ることができるメモリーボックス。これは他の施設でも見たことがありますが、画一的な居室に入居者独自の表現をすることでオリジナリティーが出ますから、とても素敵だと思います。

 あと、屋上庭園も見せてもらいました。正確にいうと屋上ではなく、最上階4階にある庭園ですが、建物自体が丘の上に建っているせいか、4階とは思えない良い眺め。ここのキャッチフレーズである「風薫る丘」を体感できる場所です。風薫る季節、天気の良い日にどうぞ。

板前出身の料理長が腕をふるうレストラン「赤レンガ」ではイベント満載!
4階屋上庭園
板前出身の料理長が腕をふるうレストラン「赤レンガ」ではイベント満載!
2~3階リビングダイニング
板前出身の料理長が腕をふるうレストラン「赤レンガ」ではイベント満載!
リビングダイニングの一角にある和室

ここだから長生きできる“終の棲家”を目指して

 では、一通り館内を案内していただいたところで、相談室に戻り、田邊香保里ゼネラルマネージャーからお話を伺いましょう。ゼネラルマネージャーという肩書きは、まあ、施設長と同じと思っていいようですが、田邊さんは、施設長であるとともに、現役の看護師でもあるそうです。

 看護師が施設長、というケースは、他の施設でもありましたから、さほど珍しいとは言えませんが、施設長になれば大抵は施設長としての仕事に専念し、看護師として患者(入居者)を診ることはなくなるのが普通。ですが、田邊さんは施設長としての仕事の傍ら、今でも現役の看護婦として入居者を診ているそうで、これも医療体制の手厚さを示す一例とみていいかもしれません。

 そんな田邊さんですから、「目指すところは、やはり皆さんの“終の棲家”として選んでいただけること。ここだから長生きできる、と言われるような施設にしたい」という言葉にも説得力があります。

「ゲスト様の中には、佐々木病院に入院しても、『さんぜ』の方がいい、と仰って、すぐ帰って来たがる方も多いんですよ」。

 そうでした。ここでは入居者のことを「ゲスト様」と呼ぶんです。入居者様はお客様、という考え方が徹底しています。

 というわけで、田邊さんからは結講時間をとってもらってじっくりと、色々なお話を伺ったのですが、当施設の1番のセールスポイントである「医療」については、ここまでかなりの文字数を費やして述べてきたので、ここでは割愛させいただいて、「医療」と同じぐらい大事なポイントである「リハビリ」と、「レクリエーション」について。

 「リハビリに関しては、施設に常駐のPT(理学療法士)がいますし、佐々木病院からの訪問リハビリもありますので、かなり充実していると思います」。

 ここで常駐のPTさんも顔を出してくれ、話をしてくれましたが、「1回40分のプログラムを多いときで1日8件」も実施しており、毎日何かしらのプログラムに参加している入居者、いや、ゲストもいらっしゃるそうです。そりゃ元気になりそうですよね。

 「レクリエーションについては、うちにはレクリエーション専門のスタッフがおりまして、彼がいつもさまざまな企画を考え、実施しています」。

 詳しく聞いたところによると、そのレク専門スタッフは音大出身の方だそうで、とくに音楽レクが大好評。楽しみにされているゲストも多いといいます。さらに、ボランティアの方が来て、レクリエーションやカルチャー教室などを開催することもしばしばあるそうで、いやあ、ずいぶん盛り上がっている様子です。

 当施設では、毎日の暮らしに心のハリと輝きを、ということで、「わびすけ倶楽部」というサークル?があり、いつまでも健康でイキイキと過ごしていただくために、様々なプログラムを用意。心身ともにリフレッシュできる時間を過ごせます。大好評の音楽レクや、ボランティアによるカルチャー教室等についても詳細は「わびすけ倶楽部」まで。

 では、最後に、田邊さんから一言いただきましょう。
「施設を検討されている方や見学を希望の方はもちろんですが、そうでなくても、いつでも、なんでもいいので、声をかけてください。たとえば、トイレを借りたい、とかでも大丈夫ですよ。地域の方々との交流というのも『さんぜ』の大事なテーマですから、どんなことでも遠慮なくお声がけいただければ、私たちにできる限りの対応はさせていただきます」。

 いかがでしょうか。佐々木病院を運営母体とし、医療と介護の連携で、安心とやすらぎのある暮らしを送れる、風薫る丘の“終の棲家”。そんな「さんぜ」こと「ウェルネスシップ三世」では、食事付きの見学会はもちろん、ホテルステイ(ショートステイ)なども実施中。詳しくは「ウェルネスシップ三世」まで直接お問い合わせください。(了)

ここだから長生きできる“終の棲家”を目指して
居室例(一人部屋)
ここだから長生きできる“終の棲家”を目指して
機械浴
ここだから長生きできる“終の棲家”を目指して
田邉香保理ゼネラルマネージャー

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