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2018.11.11
介護ニュース

11月11日「介護の日」の調査で、介護への不安感か浮き彫りに

本日11月11日は「介護の日」。皆さんご存知でした?

厚生労働省が、“介護について理解と認識を深め、介護従事者、介護サービス利用者及び介護家族を支援するとともに、利用者、家族、介護従事者、それらを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から、高齢者や障害者等に対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施するための日”として、「11月11日」を「介護の日」と決めました。

 なぜ11月11日なのか? については、「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」を念頭に、「いい日、いい日」にかけた覚えやすく、親しみやすい語呂合わせとしました。とのことです。

 この「介護の日」に合わせ、シニア女性誌『ハルメク』の出版社が50~79歳の女性400名を対象に行った「介護」に関するアンケートによると、現在と過去に親や配偶者の介護経験がありますか? という問いに対し、26.3%が「ある」と回答。約4人に1人に介護経験があることがわかりました。介護対象者は「実母」が64.8%で半数以上を占め、次いで「実父」36.2%、「義父」19.0%、「配偶者」6.7%。

 また、今後、親や夫を「介護する」ことに不安を感じている人は、全体の78.6%。自分が「介護される」ことに不安を感じている人も全体の81.0%にも上り、「介護」をするのもされるのも、ともに大多数の人が非常に高い不安感を抱いていることが明らかとなりました。
ちなみに親の介護経験者が、介護にかかった費用は平均で月約7万3000円。という金額も出ています。やはり介護にはお金もかかりますね。

 不安の内容をみてみると、1位は「お金が足りるのかわからない」で57.3%。やはり経済的な不安が大きいようです。以下、2位「漠然とした不安がある」49.3%、3位「施設に入れるのかわからない」31.5%、4位「(一緒に)看てくれる人がいるのかわからない」(30.3%)、5位「仕事との両立が難しい(または不可能)」(26.0%)と続きます。

 一方、自分が「介護されること」に、しっかり備えている・少し備えている、という人は全体のわずか35%。不安を感じていながらも、きちんと備えができている人は少ないようです。さらに、介護経験者に「介護で“精神面”“身体面”で頼りにしている(していた)人」を尋ねたところ、いずれも「子供」を頼りにした人が1~2割強しかおらず、約8割は子供を頼りにしていない、という意外な結果も出ました。これは少子化や核家族化の流れから考えれば自然なことかもしれませんが、不安感は増す一方なのに子供には頼れないとなると、一体誰を頼りにすればいいんでしょうかねえ?
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