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2018.12.06
介護ニュース

ケアマネ試験の合格者、激減!受験者数1千万人超の県で合格率10.5%の衝撃

 先月の当介護ニュースで、「ケアマネ試験、受験者が前回の4割弱まで激減」という記事を掲載しました。受験者が大幅に減りましたから、合格者も減るのは、まあ、予想通りというか、当たり前といえば当たり前のことですから取り上げるまでもないのですが、新たに入ってきた情報によると、なんと合格率まで低迷したそうです。受験者数大幅減に加えて合格率まで下がるなんて、この人手不足時代、ケアマネージャーの数は足りるのでしょうか?

 今年度のケアマネージャー(介護支援専門員)の実務研修受験試験における独自の集計によると、東京都、大阪府、愛知県、福岡県など、受験者数が1000人を超える17都道府県の受験者数は計3万289人。全体では4万9312人ですから、その61.4%を占める規模のうち、合格者は3177人。合格率はじつに10.5%にとどまりました。

 昨年度の全体の高確率は21.5%でしたから、今回の17都道府県はその半分以下、ということなります。厚生労働省では現在、47都道府県の結果をまとめる作業が進められており、全容は近く発表される予定だといいますが、過去最低の13.1%(2016年度)を下回る可能性もありそうです。

 この17都道府県では、昨年度は1万9200人の合格者が出ていました。今回は3177人ですから、一気に8割以上も減るという衝撃の結果。全体でもドラスティックな減少となるのは間違いないでしょう。

 昨年度のケアマネ試験の受験者数は全体で13万1560人。そして今年度は4万9312人と、受験者数が6割強も減った要因は、今年度からルールを改め、現場で経験を積んだ2級ヘルパーを対象から除外するなど、受験資格を厳格化したことが大きく影響した、と厚労省は説明していますが、さらに合格率まで下がったことに対しては、どう説明するつもりなんでしょうか?全容の発表が待たれます。
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