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2019.02.01
介護ニュース

iPhoneを介護施設内でのインカムとして活用!音声をテキストへ自動変換も

 介護施設でも大規模なところでは、職員同士がインカムを使ってやりとりしている様子をたまに目にします。あれ、違うフロアにいる人ともリアルタイムに話ができて、便利ですよね。緊急事態が起こったときもナースコールより素早く対応できるでしょうから、どんどん導入すればいい、と思うんですが、やはり費用(実際の価格は知りませんが)の問題等で、導入したくてもできない、という施設は多いのではないでしょうか。

 そんな施設に朗報です。NDソフトウェアという会社が、iPhone、iPod、iPod touchをインカムとして活用できるクラウドサービスの販売を開始しました。その名も「ほのぼのTALK++」。東芝デジタルソリューションズが提供するコミュニケーションAI「RECAIUS(リカイアス)」の音声認識サービスを採用し、複数の人と同時に話せるだけでなく、通話後にその内容が自動でテキストや音声ファイルとなり、即時にシェアできます。

 つまり、もし指示や伝達を聞き漏らしてしまっても、すぐさまタイムラインでその内容を読んだり、聞き直したりすることが可能、というわけで、こりゃ便利。しかも、iOSユーザーであれば、インカムやPHSなどの専用端末を用意する必要がないので、情報共有にかかる負担を抑えたままコミュニケーションを円滑にできます。

 iOSに専用アプリをダウンロード(Android版は用意されていない)すれば、任意のメンバーで構成する職員のグループはいくつでもつくれて、通話内容を検索する機能や一括でダウンロードする機能も用意されており、日報などをつくる際にも役立てられるそうです。今後、「Care Palette」など同社の記録ソフトとの連携も強化していく、といいます。

 また、管理者用のパソコンから、テキストで入力した指示を合成音声に変換して一斉に配信することも可能。センサーの反応などIoT機器が出す情報を合成音声により各職員へ自動で伝えることも可能になる、とNDソフトウェアの担当者は説明しています。

 こうしてみると、介護に限らず、大きな会場で行われるイベントなど、離れたところにいる複数の人と同時に情報共有しなければならないさまざまな現場で活躍してくれそうです。何より、そのために新たな端末を用意する必要がない、というのがいいですね。情報共有やコミュニケーションの円滑化は課題だが、それにかける費用がない、という施設は検討してみてはいかがでしょうか。

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