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インフルエンザ対策に！厚労省、介護施設向けの「感染対策マニュアル改訂版」公表

　初夏の陽気増すこの時期に、あえて「インフルエンザ」のお話を。通常なら「季節外れだなあ」と言われかねませんが、今年に限っては、むしろタイムリー。なぜなら、今年は寒かった冬の終わりから現在にかけて、例年になく異常に寒暖差の大きい日々が続いたせいか、冬に猛威委を振るったインフルエンザが春になって再び流行の兆しをみせているからです。

そこで、日頃から感染症には細心の注意を払っておられる介護職員の方々ならとっくにご存知だとは思いますが、厚生労働省が先月公表した、介護施設向けの「感染対策マニュアル改訂版」について、いま一度ご紹介。マニュアルが改訂されるのは２０１３年３月以来２回目で、より使いやすいように構成を再編し、最新の動向・知見を踏まえて内容を更新しました。その中で、「感染症」の予防や拡大防止策などについての記載の充実が図られていることに注目です。

　たとえば、マニュアルを要約する形のパンフレットを初めて作成。感染対策の基礎知識や咳エチケット、インフルエンザ対策といった極めて重要なポイントがコンパクトに、分かりやすくまとめられています。また、手洗いや手指消毒の正しい方法をイラストで解説していくパンフレットには、初めて英語が表記されました。これは今後の外国人の増加を見据えた対応。厚労省は現場でサービスを担っている介護職員らに積極的に活用してほしいと呼びかけています。

　詳細は介護保険最新情報Ｖｏｌ．７２０で広く周知している他、厚労省公式サイトでも見ることができます。ＰＤＦファイルをシェアしたり、プリントアウトしたりすれば、大いに役立てられそうですね、なにより、無料で使える、というのが、経費節減に悩む施設運営者にとってはありがたいのではないか、と思いますがいかがでしょうか。