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2019.09.19
介護ニュース

100歳以上の高齢者、初の7万人超え、49年連続増

 超高齢社会を象徴するような情報がまた1つ。厚労省は昨13日、100歳以上の高齢者の人口が、前年から1453人増え、7万1238人に上った、と発表。初めて7万人を突破しました。

 そのうち、今年度新たに100歳を迎える見込みの高齢者は3万7005人。前年度比で4764人増え、記録の残る2003年度以降で最も多くなりました。

 人口10万人あたりの100歳以上の人口を都道府県別にみると、高知県がトップで101.42人。以下、鹿児島県が100.87人、島根県が99.85人、鳥取県が97.50人と続きます。ちなみに最下位は33.74人の埼玉県でした。

 国内最高齢は、男性が1907年(明治40年)生まれの渡邉智哲さん112歳。女性は1903年(明治36年)生まれの田中力子さん116歳。田中さんは福岡市内の有料老人ホームで暮らしており、「シルバーカーを押して施設内の廊下を散歩されたり、オセロを楽しむなど元気に過ごされている」そうです。

 100歳以上の人口調査が始まったのは、老人福祉法が制定された1963年から。都道府県や中核都市から報告を受けるかたちで、毎年9月1日時点の住民基本台帳に基づき、集計が行われていますが、初回の1963年はわずか153人でした。しかしその後は右肩上がりに推移しており、1981年に初めて1000人を突破。1998年には1万人を、2012年には5万人を超えています。

 厚労省は、100歳以上の人口は今後さらに増え続けていくとみており、“人生100年時代”の本格的な到来を見据え、希望する人が長く働いていける環境の整備や健康寿命の延伸などに注力する構え。介護業界でもいよいよ“人生100年時代”への対応が迫られそうですね。100歳まで生きる人生が幸せなものでありますように。
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