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2019.09.30
介護ニュース

パナソニック、動画や顔写真で自動記録するデイサービス向けリハ支援システムを発表!

 介護にAIやロボットなどを活用しよう、という取り組みは当介護ニュースでも過去何度か取り上げてきましたが、新しい技術というのは、どうも使い方が難しそうだったりして、すんなり導入できそうなものは意外に少ないんですよねえ。

と思っていたら、これなら簡単、超便利!なんと、デイサービス等で行われる機能訓練において、身体を動かす利用者を動画で撮影するだけで、実施した訓練の回数や所要時間を測定、自動で記録・蓄積し、レポートにまとめてくれるという、画期的な機能を備えた新たなクラウドシステムが発表されました。

 開発したのは、パナソニックの介護事業を展開しているパナソニックエイジフリー。2020年度下期の製品化を目指し、2030年度までに売上高を1000億円以上へ伸ばすプランを公表。将来的には、動画で得た情報をAIで分析して利用者の身体能力を測定する機能も付与する計画だそうです。

 このデイサービス事業者向けリハビリ支援システムは、動画の解析によって利用者の骨格の動きを推定する独自システムを搭載。顔認証技術も用い、同時に訓練を行う利用者を最大5人まで判別することができるそう。必要なアセスメントシートや訓練計画書の作成、訓練結果の記録・管理などの自動化を量り、ノウハウやマンパワーが不足している事業者でも、取り組みを効果的・効率的に進められるよう配慮。自立支援・重度化防止を重視する国の施策の方向性に沿った設計となっています。

 たとえば訓練を開始するとき、利用者へのヒアリングをもとに選択式の質問に回答していけば、アセスメントシートが自動でつくられ、その内容を専門家が監修・協力したプログラムにより利用者の日常生活を営む能力を評価し、適切な訓練計画を自動的に提案してくれます。

また、現在は個別機能訓練加算のみが対象ですが、一連の業務をガイドする機能やスケジュール管理機能も持たせており、今後は生活機能向上連携加算やADL維持等加算などに対応させることも検討していく、といいます。

 なにしろ使い方は、動画を撮影するだけ、ということですから、誰でも簡単にできそうですね。一刻も早い製品化が待たれます。
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