1. 老人ホーム相談プラザトップ
  2. お知らせ
  3. ファーストリテイリング、“エアリズム”製マスク発売へ 医療・介護施設向けマスク要請窓口設置
2020.05.25
介護ニュース

ファーストリテイリング、“エアリズム”製マスク発売へ 医療・介護施設向けマスク要請窓口設置

 「ユニクロ」や「GU」でおなじみファーストリテイリングでは、「中小規模の病院や介護施設などでは引き続きマスク不足が深刻」(同社広報担当者)であることから、マスク支援窓口を設置し、医療機関や介護施設からの申し込みの受け付けを開始。あわせて、夏に向けて“エアリズム”素材でマスクを生産し、一般販売することを計画していると発表しました。

 さらに、6月上旬以降、全国の感染症指定機関や大学病院などを対象に、医療用ガウン100万点、マスク400万点、「ユニクロ」の機能性肌着“エアリズム”を必要枚数寄贈。中小の病院や介護施設には、高性能立体型マスク100万点、平型マスク300万点を寄贈します。マスクの支援要請は同社公式サイト上で受け付けており、期間は5月25日から6月1日正午まで。ガウンやマスクは同社の中国の協力工場やその取引先から仕入れます。

 支援は、京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長の提言に呼応し、決定しました。「治療薬やワクチンが開発されるまでの間、社会全体が協力し、社会経済活動の一定の制限と再開を繰り返しながらウイルスと共存していく必要がある。ファーストリテイリングによる支援をはじめ、さまざまな支援と協力の輪が継続的に広がっていくことを願う」と山中所長。これに対し、ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、「未曾有の世界的危機にあって今、私たちに求められているのは、国や企業の境界を超えて連携し、社会のためになにができるかを自らに問い、実行していくこと」とコメントしています。

 ファーストリテイリングの医療機関支援は、今回で第3弾となります。第1弾は3月26日、国内外の医療機関を中心にマスク1000万枚の寄贈を発表。第2弾は4月30日、国内医療機関へガウン20万点、“エアリズム”の寄贈を表明していたもの、これまでは政府や自治体を経由して寄贈していました。しかし今回は、同社から直接医療機関へ届けることで、引き続き資材が不足している中小の機関にも行き渡せることを目指す、とのこと。これ、うがった見方をすれば、政府や自治体を経由していては埓があかないので、自らが直接寄贈へ乗り出した、と受け取られなくもないですが、まあ、どんなやり方にせよ、とにかく必要とするところへ必要なタイミングで届けることが何より重要です。ファーストリテイリングには賛辞を贈るとともに、他企業にもこうした支援と協力の輪が広がっていくことを望みます。

  1. 老人ホーム相談プラザトップ
  2. お知らせ
  3. ファーストリテイリング、“エアリズム”製マスク発売へ 医療・介護施設向けマスク要請窓口設置
お気軽に相談員にお尋ねください