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2018年05月14日

介護付有料老人ホーム「アルタクラッセ二子玉川」 (セントケア東京株式会社)《後編》

食事、景観、人員体制の3つの長所

 お探し介護ライターが実際に施設へ足を運んで、見て、聞いて、体験して、感じたままを報告する施設訪問レポート。介護付有料老人ホーム「アルタクラッセ二子玉川」の後編です。


「アルタクラッセ二子玉川」の居室は9タイプ。サイドテーブル、カーテン、介護用ベッドを標準装備のうえ、全室床暖房完備。トイレは2方向に開くオープン型間仕切りで、車椅子もスムーズに出入りできます。

 共用リビング・ダイニングは2階が和モダン、3階は南欧調、4階はアジアン調、そして5階が北欧調と、それぞれに趣が異なります。5階には屋上テラスのバタフライガーデン、1階にもウッドデッキ・バルコニーを設置。建物の中も外も魅力溢れ、見るにつけあちこち歩き回りたくなる施設です。浴室は2~5階にひのき浴槽の個浴、2階に機械浴。リハビリルーム(1階)や理美容室(3階)なども備え、快適な暮らしをサポートします。

 さて、一通り館内を案内していただいたところで、お待ちかねの食事の試食を。道端さんは、同施設の特長として、食事、景観、人員体制 の3つを挙げられましたが、そのうち景観についてはすでに触れたので、いよいよ1番の特長である食事を実際にいただいてみよう、というわけです。楽しみですねえ。

 と、まず驚いたのは、お品書きが用意されていたこと。「本日の昼食」として、自家製甘酒、美桜鶏の甘酒グリル、モロッコインゲン炒め、白菜の香味和え、ご飯、お味噌汁、自家製ぬか漬け、季節のフルーツと、この日のメニューが記載されています。聞けば、さすがに毎日入居者に出しているわけではなく、あくまでお客様向け(我々取材者もお客様扱いして頂きありがとうございました)だそうですが、それにしたって、お品書きを出す老人ホームなんて初めてです。ますます期待が高まります。

居室の洗面とオープンなトイレ
個浴室の浴槽はヒノキ風呂

入居者の好みにまで合わせる最高クラスの食事

 では、いただきましょう。まずは自家製甘酒をクイッと。うん、美味しいです。“飲む点滴”と称される甘酒が、なんと自家製。甘酒をつくっている老人ホームも初めてですね。この甘酒を使った美桜鶏のグリルがまた絶品。インゲン炒めや白菜香味和えもお供にご飯が進みます。思わずお代わり!と言いそうになりました(笑)。そしてぬか漬けがこれまた自家製。自前のぬか床を持っている老人ホームなんて、他にあります?

 いやはや、まさか老人ホームにあるとは予想だにしなかった自家製の甘酒やぬか漬けに驚き、実際にいただけば予想を超える美味しさにちょっと感動さえしてしまいました。さすが、食事を1番の長所に挙げるだけのことはあります。この食事を食べたいからここに入居を決めた、という方も少なくないのではないでしょうか。それぐらい美味しい。今まで取材した中では文句なしにナンバー1!とは色々と差し障りがあるので言えませんが、まぎれもなくアルタクラッセ=最高クラスの食事であることは間違いありません。

 あんまり美味しかったので、調理主任で管理栄養士でもある吉野栄里子さんにも話を伺いました。
「毎日注意して見ているのは、やはり入居者の方々の反応ですね。おひとりお一人の状態に合わせてソフト食などもつくるのはもちろんですが、それぞれのお好みの味なども把握して、できるだけそれに沿うようにしています」

 吉野さんはもともとイタリアンレストランにいたそうですが、本日のメニューのように和食も上手なのは、そうして入居者の好みに合わせようとする努力の賜物。自家製の甘酒やぬか漬けは、できるだけ手作りで家庭的なものを食べてほしい、という研究熱心の現れでしょう。とはいえ、いつも和食というわけではなく、スパゲッティやグラタンといった洋食も、ときには皿うどんやラーメンといったものもつくるそうですよ。そういうのも食べてみたくなりますよねえ。

入居者の好みにまで合わせる最高クラスの食事
本日の昼食。メインディッシュは美桜鶏の甘酒グリル
入居者の好みにまで合わせる最高クラスの食事
おやつのサーターアンダギ

1階ロビーではマスコット犬・ショコラが癒しのひと時を

 ちょっと食事についての記述が多くなりすぎて、3番目の長所・人員体制に触れるスペースがなくなってしまいましたが、それでもあえてもう少し食事について。なぜなら、試食の後におやつとしていただいたサーターアンダギーに、またしても驚かされたから。

 なんでもスタッフの1人が沖縄出身で、地元で料理上手として知られたお母様から習ったという逸品に、それまで個人的にですがサーターアンダギーとはこういうものだと思っていた概念を覆されました。サクサックと軽くて、でも甘さもしっかりあって、これまた初体験の味。自家製甘酒もそうですが、これをお土産として売り出せば、結構評判を呼ぶんじゃないか、と思ったぐらいです。う~ん、入居者の皆さんはいつもこんな食事やおやつを食べられるとは、羨ましい。

 と、いかんいかん、食事の話で終わってしまっては。せっかくですから、総支配人にも話を伺いましょう、ということで1階ロビーに降りると、あらあら、ここでは可愛い小型犬がチョロチョロと走り回っているじゃないですか。その名もショコラというマスコット犬で、同施設のアイドルです。さほど犬好きでもない私でも思わず抱きかかえたくなったぐらいですから、犬好きの方ならたまらないでしょう。近年はアニマルヒーリングという言葉もありますから、ショコラに癒されている方もきっと多いと思われます。もしかしたらペットを飼っている老人ホームというのも初めてかも。少なくとも今まで取材した中では聞いたことありませんから。

 最後に、岩城馨子総支配人からお話を。岩城さんはもともと看護師だったそうで、「病院は働く人にとって都合の良い施設ですが、ここは逆。あくまでお客様の都合を第一に考えなければいけません。入居された方がハッピーで、美しくいられるように努めるのが私たちの仕事です」と言います。そして、「一度ここに入ったお客様が、ここから引っ越しなどすることなく、最期の住処と思っていただけたらうれしいです」とのこと。ほかにも色々な話を伺ったのですが、そろそろ文字数一杯一杯なので、後は皆さんご自身でご確認いただくとして、これにてアルタクラッセ=最高クラスの取材は終了。皆さんもぜひ一度、最高クラスの老人ホームをご見学されてみてはいががでしょうか。

1階ロビーではマスコット犬・ショコラが癒しのひと時を
みんなのアイドル、ショコラ
1階ロビーではマスコット犬・ショコラが癒しのひと時を
岩城馨子総支配人と吉野栄理子料理主任

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