1. 老人ホーム相談プラザトップ
  2. 老人ホーム取材レポート
  3. 介護付有料老人ホーム「IoT美しい日本のだんらん」 (株式会社サンハート)《前編》
2018年10月30日

介護付有料老人ホーム「IoT美しい日本のだんらん」 (株式会社サンハート)《前編》

「だんらん(団欒)」という美しい日本語のネーミングに隠された真意とは?

 お探し介護ライターが実際に施設へ足を運んで、見て、聞いて、体験して、感じたままを報告する施設訪問レポート。今回は介護付有料老人ホーム「IoT美しい日本のだんらん」を訪ねました。


 初めて聞いたときは、え、なんですか?と聞き返してしまいました。まさかそれが施設名だとは思わずに。「美しい日本のだんらん」。一体なぜ、こんなに変わった、もとい、斬新な名称にしたのでしょうか?
 
 施設へお伺いして、最初に尋ねたのもそのことでした。だって、皆さんも気になりますよねえ。対応してくださった施設長の戸倉英人さんの答えはこうです。

「もともと、日本の美しい言葉を大切にしたい、という想いがありまして、その中でも“団欒(だんらん)”という言葉は、美しい中に温かみもある素晴らしい日本語だということで、そのままを名称としました」

 なるほど、と思う一方で、ちょっと納得がいかないところもありますね。だって、「だんらん」という言葉が好きだったら、そのまま老人ホーム「だんらん」でいいのに、なぜ、あえて、わざわざ「美しい日本の」をつけたのか。でも、そこまで突っ込んだ質問はやめときました。なぜなら、同グループの運営事業所をみてみると、他にも変わった、じゃなくて、ユニークな名称の事業所がたくさんあるので、ただ単に、独特のネーミングセンスによるもの、という気がしたからです(いや、そんなことはない、との反論あれば真摯に拝聴しますのでご連絡ください)。

「IoT美しい日本のだんらん」建物外観
江戸川六丁目交差点側の正面入り口
玄関の足拭きマット

ユニークな名称目白押しの「株式会社アポロ・サンズHD」グループ

 そんな話の流れ上、同グループのユニークな名称目白押しの運営事業所をざっと紹介しましょう。その前に、まずグループ全体の名称は「株式会社アポロ・サンズHD」といい、その中に「株式会社サンハート」と「株式会社サンドリーム」があります。今回の『IoT美しい日本のだんらん』も「サンハート」の運営ですね。

 「サンハート」では、他にホスピス対応の住宅型有料老人ホーム「夢叶う杜」と、有料老人ホーム「SILVER SUPPORT 星にねがいを」を運営。この辺りからもう独特感が漂いますが、さらに、デイサービス「ケアリゾートお茶のみともだち」、小規模多機能部門として「紋どころ」「人情柴又」「ピカソ」「クラシオテラス日光物語」(兼サ高住)、グループホーム部門(小規模多機能併設)として「助さん・格さん」「おいちゃん・おばちゃん」「てんでこ」など。どうです、ネーミングがキラリと光ってるでしょ?

 一方、「サンドリーム」では、居宅介護支援・訪問介護「SILVER SUPPORT みつばち」、デイサービス「道草だんご」「道草だんご立石」、小規模多機能型住宅介護「花かんざし」、グループホーム(認知症対応型共同生活介護)「まったりLIFE北篠崎パークヴュー」「きんとん雲」「SUN久倶楽部(サンキューグラッチェ)」「ちんとんしゃん」「たまごかけごはん」など。こちらも負けていませんね。他に保育や配食・リネン、福祉用具販売、セミナー、高齢者住宅事業など幅広く展開しており、医療法人も抱えています。

 ちなみに「サンハート」は、“SUN(太陽)”“SON(息子)”“TAHNK YOU(感謝)”という3つの心(ハート)が基本理念であることからの命名だそうです。

ユニークな名称目白押しの「株式会社アポロ・サンズHD」グループ
1階ロビー 兼 地域交流スペース
ユニークな名称目白押しの「株式会社アポロ・サンズHD」グループ
正面玄関から反対側の入口が見通せる
ユニークな名称目白押しの「株式会社アポロ・サンズHD」グループ
戸倉施設長自ら手掛けた季節の飾りもの

専業主婦がはじめた“認知症でも安心して入れる”施設

 これらの名称をつけたのは、戸倉施設長は会長と呼びますが、頂いたリーフレットでは株式会社サンハートの代表取締役としてご挨拶されている、三浦眞澄さんという女性です。この方、聞いて驚いたことに、もともとは“専業主婦”だったそうです。看護師の資格はお持ちだったようですが。

 その専業主婦がなぜ、介護事業をはじめることになったかというと、「認知症になっても安心して入れる施設」が地元になかったから。だからといって、自分で立ち上げよう、と考えるところがすごいですよねえ。

 ということで、葛飾区で最初の介護付有料老人ホームとしてオープンしたのが、その名も「SILVER SUPPORT コスモス」。これが、“認知症に強い老人ホーム”として、地元だけでなく、全国でもその名を轟かせる存在に。遠方からの入居希望も後を絶たなかったそうですが、残念なことに、諸事情により現在は閉設。しかし、その遺伝子を引き継いでいるのが、もう1つの介護付き有料老人ホーム「SILVER SUPPORT 星にねがいを」(葛飾区)であり、そして、2018年(平成30年)4月、新たに江戸川区に誕生した「IoT美しい日本のだんらん」なのです。(後編に続く)

専業主婦がはじめた“認知症でも安心して入れる”施設
1階左右の廊下の突き当りも外が見えて開放的
専業主婦がはじめた“認知症でも安心して入れる”施設
1階浴室
専業主婦がはじめた“認知症でも安心して入れる”施設
1階機械浴

老人ホーム・介護施設探しは「老人ホーム相談プラザ」で
老人ホーム相談プラザは、有料老人ホームや介護施設を経験豊富な専門の相談員が店舗・訪問・電話・オンライン・一括資料請求等、無料で相談・紹介をしています。老人ホームのホームページやパンフレットに記載されていない評判や雰囲気、医療・介護体制の実態、特色など実際に訪問しないと分からない最新の情報を収集し、公正・中立な立場でプロの目線からお客様のご希望に合った老人ホーム・介護施設を選定・ご提案いたします。老人ホームの見学予約・見学同行・入居時の送迎支援、入居後のアフターフォローもおまかせください。
  1. 老人ホーム相談プラザトップ
  2. 老人ホーム取材レポート
  3. 介護付有料老人ホーム「IoT美しい日本のだんらん」 (株式会社サンハート)《前編》
お気軽に相談員にお尋ねください