1. 老人ホーム相談プラザトップ
  2. お知らせ
  3. 国土交通省、使用済み紙おむつの新たな処理方法を来年度にも実用化へ
2018.11.28
介護ニュース

国土交通省、使用済み紙おむつの新たな処理方法を来年度にも実用化へ

 介護の現場における「紙おむつ」問題。と聞いてピン!とくるのは、施設にお勤めの方、もしくは重度の要介護者を長きにわたり介護された経験のある方でしょうね。逆に言えばそういう方々でないとよくわからないことですが、じつは使用済みの紙おむつの処理は意外に厄介だそうです。施設では現在、使用済み紙おむつを一般廃棄物として業者に引き渡し、焼却処分していますが、収集日まで保管しなければならず、悪臭など衛生上の問題に加えて、ごみ出しにも大変な手間がかかるといいます。

 そんな「紙おむつ」問題を抱えている施設には朗報をひとつ。国土共通省は、介護施設などで働く職員を軽くするため、使用済み紙おむつの新たな処理方法を来年度にも実用化する方針。まずは薬品などで分離した尿を下水道に流せるようにします。そして将来的には、おむつそのものを機械で細かく砕き、下水に流す方式の実現を目指します。

 処理に必要な装置は、資金面を国交省が支援し、民間で開発。分離方式の実証試験はすでに本年度からはじまっており、早ければ2019年度から実用化されます。おむつごと砕いて流す方式は、下水道施設を管理する自治体が受け入れ可能かどうかをそれぞれ判断する必要があり、2022年度以降の運用を目標にしているそうです。

 たしかに、使い終わったらそのまま、とまではいかずにひと手間あったとしても、“トイレに流せる”というのは大きな違いだろうなあ、というのは現場を知らない我々でも想像できます。国交省では介護に限らず、子育て支援にもつなげたい考えもあるようです。いずれにしてもなるべく早めの実用化が望まれます。
  1. 老人ホーム相談プラザトップ
  2. お知らせ
  3. 国土交通省、使用済み紙おむつの新たな処理方法を来年度にも実用化へ
お気軽に相談員にお尋ねください