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2018年12月28日

介護付有料老人ホーム「ヒュッテ目黒」 (東京海上日動ベターライフサービス株式会社)《前編》

「東京海上グループの総合介護事業会社」が運営する安心の施設

 お探し介護ライターが実際に施設へ足を運んで、見て、聞いて、体験して、感じたままを報告する施設訪問レポート。今回は介護付有料老人ホーム「ヒュッテ目黒」を訪ねました。



 「ヒュッテ目黒」を運営しているのは、東京海上日動ベターライフサービス株式会社。2007年5月の開設当初の運営は、東京海上日動サミュエル株式会社でしたが、2016年7月にグループ内の在宅介護事業会社と合併し、「東京海上グループの総合介護事業会社」として、現在の東京海上日動ベターライフサービス(株)へと名称を変更しました。

 つまり、「ヒュッテ目黒」の経営母体は、あの、天下の「東京海上グループ」だぞ、と。保険業界では自他共に認めるリーディングカンパニー。その名を出せば、泣く子も黙る、超メジャーな……って、すいません、調子こいて筆が滑りました。茶化しているわけではなくて、ただ、「東京海上グループ」の規模がいかに大きいか、を強調したかっただけです。そして、「ヒュッテ目黒」は、そんな一大グループが運営している施設なのですから、利用する側はご本人もご家族も、安心して身を任せていいんじゃないでしょうか、と、そう言いたかったのです。ご理解いただけたら幸いです。

 その東京海上日動ベターライフサービス(株)の事業内容は、在宅介護サービス「みずたま介護ステーション」の運営、介護付有料老人ホーム「ヒルデモア」「ヒュッテ」の企画・販売・運営、サービス付き高齢者向け住宅の運営、企業・法人向けソリューションサービスの提供、など。

 これらを通じて、社会全体の“ベターライフ”を実現すること、そのために、「品質の高い介護サービス」にこだわり、「心豊かに笑顔で暮らせる社会」をつくるために、東京海上日動ベターライフサービスは日々研鑽に励み、新たな挑戦を続けています。

「ヒュッテ目黒」の外観。洗練された都会風。
建物をくり抜いたように奥まった玄関。向こうに見えるのは大鳥神社
玄関エントランスの右側。障子を開ければスタッフルーム。

神奈川県を中心に4都府県で「ヒルデモア」「ヒュッテ」シリーズ11施設を展開

 その中で、介護付有料老人ホーム「ヒルデモア」「ヒュッテ」シリーズは、神奈川県を中心に東京・京都・長野の4都府県で11施設・501室を展開中(2018年8月時点)。11施設なら書けないこともないので、全部列挙してみましょう。

 神奈川では、川崎市宮前区犬蔵に「ヒルデモアたまプラーザ・ビレッジⅠ」、「ヒルデモアたまプラーザ・ビレッジⅡ」、「ヒルデモアたまプラーザ・ビレッジⅢ」の3つ。横浜市青葉区には「ヒルデモアこどもの国」、横浜市中区に「ヒルデモア三渓園」。そして横浜市都筑区の「ヒュッテ荏田南」と続きます。

 東京23区では目黒区の「ヒルデモア駒沢公園」と今回登場の「ヒュッテ目黒」に、世田谷区の「ヒルデモア世田谷岡本」を合わせて3つ。その他、京都に「ヒルデモア東山」、長野県に「ヒルデモア信州白雲館」があります。

 そこで気になる「ヒルデモア」「ヒュッテ」というブランド名の由来ですが、「ヒルデモア(Hyldemoer)」とは、デンマークの童話作家アンデルセンの作品に登場する「ニワトコの木に住む妖精」のこと。この妖精は、人生の美しい思い出を語り合うお年寄りを讃え、応援し、見守ってくれるそうです。そんな妖精が宿る住まいでありたい、という想いからの命名とのことで、なんか、メルヘンですねえ。いや、悪くないです。むしろ個人的には好きかも。だって、アンデルセン童話が命名の由来なんて、素敵じゃないですか。

 一方の「ヒュッテ」(Hutte)は、「山小屋」の意。山小屋では、山頂を目指す者同士が寝食をともにします。そんな山小屋のように、家庭的な雰囲気のもと、入居者同士の交流を大切にする住まいでありたい、と願って命名されました。

神奈川県を中心に4都府県で「ヒルデモア」「ヒュッテ」シリーズ11施設を展開
玄関入って2枚目の扉。木肌を活かした重厚な雰囲気。
神奈川県を中心に4都府県で「ヒルデモア」「ヒュッテ」シリーズ11施設を展開
1階入ってすぐのダイニング兼ラウンジ。広々。
神奈川県を中心に4都府県で「ヒルデモア」「ヒュッテ」シリーズ11施設を展開
1階ダイニング兼ラウンジの中央に立つ柱。ガラスの中が「暖炉」

介護の先進国デンマークを出発点に、品質の高い介護サービスを提供

 もう1ついうと、アンデルセンがデンマークの人だから、というわけではないでしょうが、東京海上日動ベターライフサービスの出発点は、介護の先進国であるデンマークだそうです。以下、いただいた資料からの引用です。


「コペンハーゲンにある高齢者住宅の見学に行った私たちは、そこで、食事はいつ食べてもいい、どこへ出かけてもいい、という自由で開かれた雰囲気を体験しました。老いや障害があっても、人々はごく普通に暮らしていたのです。もちろん、文化や生活習慣の違う日本で、デンマークとまったく同じサービスを提供することはできません。でも、『介護が必要になっても、安心して自分らしく暮らせる。そんな住まいを提供したい』という想いが私たちの心にめばえました。

 その想いを胸に、2000年12月に初めてのホームを開設して以来、ご入居者やご家族の皆様とともに一日一日を大切に積み重ねてきました。これからも、お客様の『老いて豊かと語れる暮らし』を実現するため、私たちは品質の高い介護サービスを提供してまいります」


 デンマークが“介護先進国”であることは、ご存知の方も多いでしょう。医療費や教育費の無料など徹底した社会福祉サービスで知られるデンマークは、介護福祉サービスでも“高齢化対策モデル国”と称されるほどの充実ぶりで、「世界一幸せな国」とも言われています。

 そのデンマークを出発点とし、デンマークで成功している高齢者ケアをめざす「ヒルデモア」「ヒュッテ」の介護サービス。これは期待せずにはいられないですね。というわけで、いざ、「ヒュッテ目黒」へと参りましょう。と思ったら、あ、もう字数が足りない。またしても前置きだけで前編が終わってしまったことをお詫びしつつ、(後編に続く)

介護の先進国デンマークを出発点に、品質の高い介護サービスを提供
「暖炉」火が入ればこんな感じ。スイッチ1つで簡単点火。
介護の先進国デンマークを出発点に、品質の高い介護サービスを提供
エレベータの中も木肌を活かした山小屋風
介護の先進国デンマークを出発点に、品質の高い介護サービスを提供
6階多目的室。都会の景観に囲まれた開放的な空間

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